試合詳細

日程 試合内容 対戦相手 試合会場
2014/07/28 日本S・ライト級タイトルマッチ シャムガル 興一(三迫)
日本S・ライト級5位
後楽園ホール
試合結果
○ 10R 判定 3-0 (96-94)(96-94)(96-94)
戦評
 ヴァンダレイ・シウバ(ブラジル、元PRIDEミドル級チャンピオン)の入場曲でお馴染みの「SANDSTORM」で登場した岡田は、試合開始のゴングと同時に猛烈な突進を仕掛けてくるシャムガルに対して左ジャブを突きながらサイドに回り続け、要所で左ボディや細かい連打をまとめて、先手を奪う。2Rもシャムガルよりも先にパンチを出す岡田がアップテンポなボクシングでポイントを確保したが、シャムガルは3Rに入るとプレッシャーを更に強めて攻勢に転じ、両者は激しくパンチを交換。手に汗握る打ち合いを繰り広げた4Rは岡田がメリハリをつけた攻撃でポイントを奪い返すが、5Rは左フックでチャンスを作った直後に連打をまとめたシャムガル優勢で進み、ラウンドも残り30秒を迎えた辺りでシャムガルの右がさく裂。被弾した岡田は大きくよろめき、絶体絶命のピンチに直面した。

 5R終了後の途中採点で三者のジャッジに1ポイント差で支持された岡田は6R、左フックから右ストレートを断続的にヒットし、右ストレートでシャムガルを仰け反らせて、続く7Rも左フックのカウンター、右ストレートでシャムガルの動きを止めたが、8Rにシャムガルの連打で岡田の右目上をカット。すかさずドクターチェックが入ったが、疲労の色が濃い岡田の足元は覚束ない様子でダメージが蓄積している明白だった。それでも退いたらやられることを自覚する岡田は9Rも打撃戦を回避することはなく、右をもらって再び窮地に陥ったものの、決死の覚悟でコンビネーションをまとめて危機を脱し、反対にシャムガルを押し返す場面も作った。疲労とダメージの蓄積でフラフラの両者は最終回も凄まじい打ち合いを繰り広げ、場内が興奮の坩堝と化す中で試合は終了。判定が読み上げる直前、富樫リングアナから「両者に拍手をお贈り下さい」という異例のアナウンスが行われ、精魂尽き果てるまで打ち合った両者に惜しみない賛辞が降り注がれた壮絶な死闘は紙一重の差で岡田に軍配が上がった。