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2013年11月25日

京太郎、史上初の日本ヘビー級王座防衛に成功!

 25日(月)、東京・後楽園ホールで開催された角海老プロモーション主催興行「日本最強は俺だ!」のメインイベント、日本ヘビー級チャンピオン藤本京太郎(角海老宝石)vs挑戦者同級1位・竹原虎辰(緑)のタイトルマッチ10回戦は、スピードとテクニックで上回った京太郎が、馬力で対抗した竹原の猛追を凌ぎ、10R3-0(96-94、97-94、97-93)の判定で、史上初となる日本ヘビー級王座防衛を成し遂げました。

 圧力をかけてくる竹原に対し、脚を使って動き回る京太郎の図式で始まった試合が動いたのは3R。京太郎はニュートラルコーナー付近へ詰められた際に右を一閃。大きく後退した竹原を追いかけ、一気呵成の攻勢で挑戦者を防戦一方に追い込んだ。フィニッシュに持ち込むまでは至らなかったものの、この一撃で完全に流れを引き寄せた京太郎は4R以降、竹原のガードの隙間に強いワンツーを捻じ込んでは、相手のサイドに回るヒット・エンド・ランを駆使。5・6R、竹原は時折、ボディに強烈な右フックを叩き込んだが、京太郎は的確なワンツーに左ボディ、右クロスをヒットさせて、ポイントを立て続けに奪った。

 このまま京太郎が主導権を握り続けていくかと思われた7R。突如思い出したかのように左ジャブを多用し始めた竹原は左フックで京太郎を脅かし、ついには左フックのカウンターを浴びせて、京太郎をフラつかせる場面を作った。8Rも集中力が乱れつつある京太郎に肉迫した竹原は強烈な左ボディを断続的にヒット。クリンチの際、場内表示板で残り時間を確認していた京太郎が疲労の色を濃くしていたのは誰の目にも明らかだったが、竹原も京太郎を捕まえ切ることはできず、9Rにはアウトボクシングを取り戻した王者が右ボディから左フックのコンビネーションをヒット。ラウンド終盤、左ボディで竹原の動きを止めてもみせた。最終回は打ち合いを展開。ベルト奪取に執念を燃やす竹原は左の相打ちで京太郎をグラつかせて、場内を一瞬どよめかせたが、反撃もそこまで。中盤までに作った貯金がモノをいい、3-0の判定で京太郎がベルトを守った。

 試合後のリング上では真っ先に「竹原虎辰選手は僕の前に日本のヘビー級を背負ってきた選手。人生をかけて戦ってくれてありがとうございました」と挑戦者に謝意を述べた京太郎は9戦8勝(5KO)1敗。パワーでは勝っていたものの、健闘及ばず王座初挑戦に失敗した35歳の竹原は9勝(4KO)9敗3分となった。

◇S・ライト級8R
○岡田 博喜(角海老宝石)vsジェイピー・イグナシオ(比)×
【TKO8R1:27】
 試合開始後間もなく相手の動きを見切った岡田は易々と主導権を掌握。右ストレートを上下に打ち分け、好打を奪うや、たちまち連打を畳み掛ける。そのパンチには無駄が少なく、的中率が極めて高い。一方で危険を察知するセンサーも秀逸。相手の反撃を予見してバックステップを踏む。その間合いの取り方、ギアチェンジの切り換えは息を呑むレベルと言っても過言ではなく、完成度の高い「打たれずに打つ」ボクシングでイグナシオを自由自在に操った。4Rも一瞬の隙をつき、右ストレートを強襲した岡田だったが、偶然のバッティングで左目上をカット。水を差された恰好の岡田は多少の精神的影響を受けたようで、中盤戦は僅かに中弛みした展開となり、6R辺りからパンチを被弾するシーンも時折見られた。それでも岡田は何とかKO勝利に結びつけようと、有効打を量産したが、今年9月に渡部あきのり(野口)とフルラウンドを戦い抜いたイグナシオも持ち前の粘り強さを発揮し、いよいよ勝負は最終ラウンドへ。並みのボクサーであれば、このまま判定決着となってしまうところ。だが、岡田は役者が違った。左フックでチャンスを掴んだ岡田は、力なくロープ際へ後退したイグナシオに鋭い追い脚で詰め寄り、速射砲のような連打をまとめ上げて、レフェリーストップを呼び込んだ。この勝利で岡田はデビュー以来の連続KOを7に伸ばした。

◇バンタム級6R
○久保 賢司(角海老宝石)vs望月 太朗(新日本カスガ)×
【TKO3R1:27】
 7月に藤原陽介(ドリーム)に敗れて以来の再起戦となる久保は前戦のショックを引き摺ることなく、スタートからエンジン全開でコンビネーションを矢継ぎ早にヒット。初回に左フックで望月をキャンバスに叩き落としたが、これはレフェリーがスリップと裁定。その後も得意の左ボディを効果的に決めて、望月のダメージを蓄積させていった久保は3Rに入っても攻撃の手を緩めず、回転力で押し切る形でテクニカルノックアウトに持ち込んだ。プロボクシング転向5戦目で嬉しい初KO勝利を記録した久保は3勝(1KO)2敗。望月は11戦4勝(4KO)7敗。

◇ライト級8R
○杉崎 由夜(角海老宝石)vs有馬 啓祐(協栄)×
【判定8R3-0(78-75×3)】
 杉崎がサウスポーと対戦するのは2011年2月のジョムトーン・チューワッタナ(タイ、現OPBF東洋太平洋S・フェザー級チャンピオン)戦以来、7試合ぶり。当初はオーソドックスの選手と拳を交える予定だったが、試合まで1ヵ月を切った段階で急遽サウスポーに変更された影響があったのだろう。手探り状態の前半戦は如何せん相手との距離が遠く、手数を出していけない。杉崎が攻撃の糸口を少し掴み始めたのは3Rから。左から右のコンビネーション、相手の左を空振りさせて、打ち終わりに右をヒットするなど、徐々に有効打が増えていったが、杉崎のテンションは一向に上がらず、ラウンドの中で山場を作ることができない。結局、眠っていた感覚は最後まで呼び覚まされず、この日は感情を抑えたクールな戦いぶりに終始。その結果、被弾数も少なく、最小限のダメージで勝利を収めることができたが、本来はスリリングな戦いを好む選手だけに全般的に精彩を欠いた印象は否めなかった。杉崎は28戦18勝(6KO)9敗1分。有馬は18戦8勝(1KO)9敗1分。

◇フェザー級8R
○関 豪介(角海老宝石)vs提箸 弘幸(宮田)×
【TKO6R1:31】
 試合開始と同時に手数を小刻みに繰り出した関はニュートラルコーナーでラッシュを仕掛け、早速ダウンを奪う最高の立ち上がり。ところが青コーナー際に提箸を追い詰めた際、今度はガードが疎かになった顔面に右ストレートを叩き込まれてグラついてしまう。2Rも関は遮二無二に手数を出して行ったが、予断を許さない展開は続き、提箸は左カウンターを浴びて、またしてもバランスを崩してしまう。3Rも手数で圧倒する関に対し、提箸は右を合わせるなど有効打で渡り合ったが、左目上の古傷が再び開いた関の被弾を厭わない姿勢は些か揺らぐことはなく、消耗戦へ突入。タフネスと持久力を身上とする関が自らの土俵に持ち込めば、徐々に地力差が表れるのは自明の理。提箸も懸命に応戦したが、6Rに関が怒涛のラッシュに出た場面で「勝負あり」と判断した青コーナー陣営は躊躇なくタオルを投入した。ディフェンス面に課題を残したものの、エネルギッシュな一貫性のあるボクシングで無敗を守った関は16戦14勝(3KO)2分。日本8位を苦しめた提箸は15戦7勝(1KO)6敗2分。

◇72.0kg契約8R
×糸山 良太(角海老宝石)vs秋山 泰幸(ヨネクラ)○
【判定8R2-0(75-75、76-74×2)】
 研究の成果を発揮した秋山は糸山の打ち終わりを狙い打ち、ポイントを先制。続く2Rには渾身の右ストレートで掴んだチャンスを逃さずに連打をまとめてダウンを奪う。再開後は右カウンターで秋山を再三グラつかせた糸山だったが、3Rも打ち終わりに右を被弾する展開は変わらず、4Rに再び右からの連打を浴びて、2度目のダウンを喫する窮地に陥る。しかし、ここからが糸山の真骨頂。5Rに入り、ボディに活路を見出すと、動きにリズムが生まれてきた6Rは脚を使って左ジャブと右ストレートをヒットさせ、反応が鈍った秋山から完全にペースを奪回。7Rも強烈な左ボディ、左フックでダメージを与えた糸山は、ラウンド終了間際の左フックで秋山を棒立ちにさせて大チャンス到来。すかさず追撃を加え、起死回生のダウンを奪い返した。8R後半にも強打を炸裂させ、秋山をグラつかせた糸山だったが、前半戦の失点は如何ともし難く、ダウン差がポイントに反映される結果となった。体格差を活かし、初のランカー挑戦に成功した秋山は13戦8勝(7KO)4敗1分、12年1月の移籍初戦以来の黒星となった糸山は15戦10勝(5KO)5敗。

◇58.0キロ契約4R
○大木 雅仁(角海老宝石)vs小川 淳(ワールド日立)×
【KO1R1:05】


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