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2015年12月18日

角海老勢7勝1分で2015年最後の自主興行を締めくくる(前編)

17日、東京後楽園ホールで行われた角海老ボクシング~Finishing Blow~。角海老興行久々のノンタイトルイベントとなった今回は全8試合16名の選手が火花を散らした。
角海老勢の戦績は7勝(3KO)1分。今年最後の自主興行を負けなしで締めくくった。

◇メインイベント56.5kg契約8R
○小國 以載(角海老宝石)vs エークギティ・モークルンテープトンブリー(タイ)×
【TKO2R(2:01)】

小國は立ち上がりからスピードのあるジャブで牽制しながらタイ人の様子を見る。一方体格で劣るエークギティはなかなか攻撃の糸口をつかめないが、一瞬のタイミングを図りスピードのある左フックを小國のガードの上か叩きこんだ。
しかし力の差は歴然。小國はジャブから右ボディーストレート、左右のボディー打ちから上への返しなどスピードのあるコンビネーションを決めると、1ラウンド終盤、右ストレートからの左アッパーで早くもダウンを奪う。
第2ラウンド、ダウンのダメージはそれほど感じさせないエークギティのステップは軽く、小國の入り際に左フックを合わせるなどしたが、ラウンド中盤小國が右ボディーストレートでダウンを追加。再開後そこから更に連打でダウンを奪い、最後は右ストレートからの左ボディーフックを強烈に差しこんでフィニッシュ。レフリーはノーカウントで試合を止めた。
王座返上後初の試合をKOで飾った小國は18戦16勝(5KO)1敗1分。エークギティは14戦9勝(2KO)4敗。


◇セミファイナルS・ウェルター級8R
○坂本 大輔(角海老宝石)vs クンサックイーブ・オーブンチャイ(タイ)×

開始のゴングと同時に距離を詰め、左右フックをボディー、顔面に叩き込む坂本。持ち前のパワーで相手をロープに詰め攻勢をかける。クンサックはガードで何とかそれを凌ぎつつ右アッパーをクリーンヒットさせるが坂本の勢いを止めることはできない。
第2ラウンド、坂本は少し落ち着いてジャブから右ボディーを狙う。クンサックはリードを低くし、時折構えをスイッチさせるなどトリッキーな動きを見せた。しかし中盤に坂本の左右フックがクリーンヒット。クンサックからダウンを奪う。再開後一気に決めにかかる坂本だったが、クンサックはしぶとく仕留めることができない。
第3ラウンド、打ち疲れからか手数の減る坂本と対照的にクンサックが前に出る。思いっきり左右フックを振り回したかと思えば、スイッチからの左ストレートなど旨さも披露。
ペースは若干タイ人に傾きかけたかという第4ラウンド残り40秒。坂本の左フックがクリーンヒットしクンサックがよろめいたところに連打。最後は強烈な左ボディーフックを差し込んでクンサックをマットに沈めた。
今年4試合目をKO勝利で飾り、2015年無敗を達成した坂本は22戦11勝(6KO)8敗3分。クンサックは12戦8勝(3KO)4敗。


◇第6試合S・バンタム級8R
○中川 勇太(角海老宝石) vs 琉球ダド・キャビントイ(琉球)×
【判定3-0(80-72×3)】

リーチで勝る中川が序盤から鋭いジャブを立て続けにクリーンヒットさせ先手を取る。中川の動きについていけないキャビントイは強引に右を振っていくがことごとく空振り、打たせずに打つボクシングの中川ペースでラウンドを消化していった。
完全に右狙いのキャビントイ。中川のジャブに合わせカウンターを狙ったり、相打ち覚悟で強振したりと手を尽くすが中川の顔面を捉えることはできない。一方中川はクリーンヒットを量産。第6ラウンドには速いストレート連打で5発叩き込み、ジャブに右フックをカウンダーで合わせ相手をよろめかすなどしたが、キャビントイは驚くほどのタフさを見せダウンを拒む。それどころか第7ラウンドからは前進しガードの上からでも右を叩き付けるなど必死に日本上位ランカーに食い下がる根性をみせる。
しかし実力差は歴然。キャビントイの抵抗を寄せ付けぬまま中川がフルマークで試合を制し2013年7月に高橋竜也(ヤマグチ土浦)と引き分けて以降7連勝目をあげた。
中川はこれで22戦17勝(9KO)4敗1分。キャビントイは24戦15勝(8KO)6敗2分。


◇第5試合ウェルター級8R
○今野 祐介(角海老宝石)vs 加藤 寿(熊谷コサカ)×
【TKO6R(2:44)】

互いにサークリングしながらジャブを突きあうスピード感のある立ち上がりから、先に均衡を崩したのはサウスポー加藤。第1ラウンド残り1分、左ストレートで今野からダウンを奪う。ダメージはさほど感じさせない今野だったが、スピードのある加藤のアウトボクシングになかなか突破口を見いだせない。そんな今野だったが続く第2ラウンドではガードを上げて距離を詰めるスタイルに変更。その作戦が功を奏したのかラウンド後半、右ストレートでダウンを奪い返すことに成功した。
思わぬダウンを喫した加藤だったがステップは死んでおらず、スピードを維持。距離を詰めたい今野と、足でそれを捌く加藤という展開は続いた。今野が右ストレートで加藤のアゴを跳ね上げれば、加藤も左ストレートをクリーンヒットさせるなど、互いに譲らぬ攻防を見せたが、再び流れを引き寄せたのは今野。第4ラウンド残り30秒、左フックでダウンを奪う。続く第5ラウンドも右ストレートで先手を取る今野。しかしこのままでは終われない加藤も意地を見せ、右フックで今野の膝を折った。
一進一退のシーソーゲームに終止符が打たれたのは第6ラウンド終盤、強引にロープに詰め連打を仕掛ける加藤の攻撃を凌いだ今野が左右フックを返すと、加藤が崩れ落ち3度目のダウン。その様子を見たレフリーはカウントを途中でストップ。勝利の女神は今野に微笑んだ。
ランカー昇格後初勝利を手にした今野は12戦9勝(3KO)3敗。加藤は18戦7勝(4KO)9敗2分け。


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