角海老トップニュース

2015年12月18日

角海老勢7勝1分で2015年最後の自主興行を締めくくる(後編)

◇第4試合フェザー級8R
△大橋 健典(角海老宝石)vs 河野 洋佑(新日本木村)△
【判定1-1(78-75,75-77.76-76)】

2010年度新人王トーナメントで拳を合わせて以来約5年3か月ぶりのリマッチ。河野にとってはリベンジマッチだ。
ミドルレンジで互いにジャブを出しながら様子をうかがう静かな立ち上がりの中、河野がスピードのあるワンツーで先手を取る。一方、大橋もジャブから右ボディを好打。その後も、大橋が左フックをクリーンヒットさせれば、河野が右ストレートを決めるなど、パワーの大橋対スピードの河野という構図で前半は互角の展開となった。
大橋の強打を警戒し細かいフェイントを入れつつサークリングする河野になかなか自分の得意とする距離に持ち込めない大橋だったが、第5ラウンド残り1分。大橋の左フックが河野のアゴを捉えると、右ボディを叩き込み河野の足を止める。しかし、致命傷を与えるまでには至らず、次のラウンドも河野のスピードは落ちない。足を使って立て直すと、ワンツーフック、ジャブからボディストレートなど速い連打で攻勢をアピールした。
第7ラウンドからは近距離での打ち合いに。大橋がワンツーフックから右ストレートを入れたと思えば、河野も負けじと連打を返して食らいつく。そして最終ラウンドは互いに死力を尽くした打ち合いを見せ終了のゴングを聞いた。
威力の大橋か、手数の河野か。判断が難しい試合内容にジャッジの判定は割れ、3者3様のドローとなった。
大橋はこれで17戦11勝(7KO)4敗2分、河野は16戦10勝(4KO)4敗2分。


◇第3試合ライト級6R
○中村 槙太郎(角海老宝石)vs石井 健司(山上)×
【判定3-0(57-56,57-55×2)】

両者が拳を交えるのはこれが3度目。1勝1敗同士のラバーマッチは、互いに様子を探り合う慎重なすべり出しだったが序盤はサウスポー中村が主導権を握る。
細かいフェイントから右フック、左ストレートをクリーンヒット。さらに右ボディから左ストレートを顔面に返すなど上下に打ち分け、第2ラウンド残り50秒には左ショートストレートでダウンを奪う。このまま終わるわけにはいかない石井。ジャブで立て直すと、第3ラウンドからは前進を強める。サークリングする中村の隙を突き右ストレートを上下に打ち分け、左ボディから右ストレートも決める。
そして第4ラウンド1分半には右ストレートでダウンを奪いポイントをイーブンに戻した。

お互い絶対に取りたい第5ラウンド。両者の手数が増えショートレンジでの打ち合いに。このラウンドは中村がラスト10秒に右フックから連打で攻勢をかけ優勢を印象づけた。そして迎えた最終ラウンドもスタートから意地と意地ののぶつかり合い。どちらも手を止めることなく力を振り絞って打ち合い勝負は判定に委ねられた。
結果はジャッジ3名とも僅差で中村を支持。勝ち越しに成功した中村はこれで12戦6勝(2KO)5敗1分。石井は11戦4勝(3KO)6敗1分。


◇第2試合ヘビー級4R
○大谷 広忠(角海老宝石)vs小山田 吉智(オザキ)×
【判定3-0(40-36×3)】

希少価値の高いヘビー級デビュー戦同士の戦いは大谷の巧さが際立つ形となった。
頭を振りながらタイミングをはかり、相手のジャブの内側からジャブを、外から右を被せクリーンヒットを重ねる大谷。小山田も右を返すが単発に終わり流れを変えることはできない。
試合は第2ラウンド以降も大谷ペースで進む。ジャブから踏み込んで放たれる右クロスが迫力のある音を響かせ、第3ラウンド序盤には右フックで小山田をぐらつかせた。小山田もそのラウンド中盤に右アッパーを強打し右ストレートから左フックを決めるが、見せ場を作れたのはそこだけ。最終ラウンドは互いの太い腕が交錯する打ち合いとなったが、結局大谷が勢いで勝り押し切る形でフルマークの判定勝利を飾った。


◇第1試合S・フェザー級4R
○遠藤 勝則(角海老宝石)vs迎 卓実(レパード玉熊)×

今回がデビュー戦の遠藤対1戦1勝迎の戦い。
中間距離でジャブを突き合う立ち上がりから遠藤が先に仕掛ける。距離を詰めて右ボディ、右ストレートをクリーンヒット。サウスポー迎も左アッパーを返すが単発が精いっぱいで遠藤の前進を止めることはできない。遠藤は続く第2ラウンドも闘志溢れるファイトを見せる。右ストレートを上下に打ち分け、ラスト50秒には右フックでダウンを奪った。しかし、再開後距離を詰めた所にカウンターの左ストレートを被弾。そこから徐々に流れが変わりはじめる。
第3ラウンド、前半のハイペースが祟ったか動きに陰りを見せる遠藤とは対照的に、前半を失い後がない迎が手数を増やし前に出る。距離を詰め左右フック、左アッパー、左ストレートを好打。遠藤も下がらずに前に出るものの迎のコンパクトな連打に対応できず被弾が増える。最終ラウンド、消耗の激しい遠藤だったが意地で撃ち合いに応じる。ショートレンジでの打ち合いはやはり迎に分があったが、遠藤はなんとかそれに耐え試合終了のゴングを聞いた。
結果はジャッジ3者ともにダウンを取った分の1ポイントで遠藤を支持。遠藤がデビュー戦を白星で飾った


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