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2016年6月21日

波乱の角海老ボクシング 試合結果(第4試合~メイン)

20日、後楽園ホールで開催した角海老ボクシング~RUSH&GO~。
メインイベント、世界ランキング返り咲きを狙った加藤善孝のランカー挑戦は惜しくもドロー。セミの阪下はノーランカーに負傷TKOで黒星を喫するなど、今回の興行は角海老陣にとって厳しい結果となった。
総合結果は6戦2勝(1KO)3敗1分。


メインイベント、ライト級10R
△加藤善孝(角海老宝石)vsブランドン・オギルビエ(オーストラリア)△
【判定1-0(96-95,95-95×2)】

前回、敵地インドネシアで世界ランカーに挑んだ加藤が今度は戦い慣れたホーム、後楽園ホールのリングで世界ランキング10位ブランドン・オギルビエと対戦。
加藤はファーストコンタクトでいきなり鋭いジャブでオギルビエの出鼻を挫くと足を使いながらジャブで先行する。対するオギルビエもジャブで距離を詰め左右ボディーフックを強振。
ガードの上からだが迫力のある音を響かせる。
第2ラウンド、勢いのある新鋭オギルビエのインファイトに加藤も応じ、展開は近距離での打ち合いに。そんな中、ラウンド後半に加藤が左フックでオギルビエをぐらつかせる。
連打で畳みかけようとする加藤だったがオギルビエのクリンチに逃げられた。
第3ラウンドにはオギルビエが流れを変えようとアグレッシブさを増し、加藤もそれに応じる形で一進一退の打ち合いに。固いガードからコンパクトなコンビネーションを狙う加藤と、
回転の速い豪快なスイングを放つオギルビエ。一進一退の攻防は会場をヒートアップさせた。
後半も近距離での攻防が続く。国内ではフィジカルの強さに定評のある加藤だが、オギルビエもそれに押し負けない膂力を見せ、互いに一歩も引かぬ気持のぶつかり合いのままラウンドを消化していった。
第9ラウンドは加藤が一歩先行。中盤にオギルビエをロープに詰めて左右のボディーを叩くと、終盤には右の強打を決め、ラウンド終了間際にも右ストレートから左右のフックを決めた。
一方オギルビエも世界ランカーの意地を見せる。最終ラウンド、ミドルレンジから思いっきり踏み込んで強振。ガードの上からでもお構いなく力強い連打を打ち込む。しかし終了間際、右拳を痛めたような素振りを見せ試合は一瞬中断。再開後はステップで動き回り逃げ切った。
結果はジャッジ1者が96-95で加藤。残りの2者が95-95で規定の2票に届かずドロー。世界ランカー越えはならなかったが同等の実力を示した加藤は38戦29勝(9KO)7敗2分。オギルビエは18戦16勝(8KO)1敗1分。


セミファイナル、フライ級8R
×阪下優友(角海老宝石)vs藤北誠也(三迫)〇
【TKO6R(1:29)】

LMFAOのParty Rock Anthemでリングインした日本フライ級2位阪下と、紫でコーディネートされたオリジナルTシャツと幟で入場の藤北。
試合は初回からスピード感のあるパンチのやり取りが行われた。両者のパンチが交錯する中で藤北がややジャブで先行。第2ラウンドには足いサークリングする阪下との距離を速いステップインで詰めて右を好打。
更に回転の速いコンビネーションをまとめ攻勢をかけた。
阪下はこの回右目の上をヒッティングカットし苦しい状況に。続く第3ラウンドはチャンスを物にしようとアグレッシブに前に出る藤北に応戦し左右ボディー、左ボディーから右ストレートを好打した。
第4ラウンドにも阪下は右アッパーで藤北のアゴを上げると猛攻を見せる。だが藤北はそれを落ち着いて対応。ダメージを最小限にとどめた。
後半に入っても互いの手数は減らず打ち合いはヒートアップ。そんな中、藤北の右ストレートが顔面を捉え始めるとペースは藤北寄りに傾き、阪下は出血もあいまって見栄えが悪い。
そして第6ラウンド。藤北の右が再三阪下を捉えると、ラウンド中盤に藤北が右の好打を追加したところで阪下の出血を見たレフリーはこれ以上の続行は危険と判断し試合をストップ。
藤北が3度目の正直でランカー越えを果たした。
これで日本ランク入りが濃厚となった藤北は12戦9勝(2KO)3敗。一方、日本タイトル再挑戦が遠のいてしまった阪下は23戦14勝(9KO)7敗2分。


第4試合65.0kg契約8R
〇今野裕介(角海老宝石)vs中山聰歯(フラッシュ赤羽)×
【判定3-0(80-73,80-72×2)】

勝ち負けを繰り返しながら日本ランク5位まで浮上してきた今野と、2013年7月以来勝ち星から遠ざかっているサウスポー中山の対戦。
序盤は互いに手数を抑えミドルレンジで探り合う静かな立ち上がり。中山が独特のリズムで左右ボディーから右アッパーにつなげると、今野も左右ボディーを返す。
第2ラウンドには今野が速いコンビネーションを決めて先行。更に右ストレートから左ボディーを追加すると中山も負けじと今野を強引にロープに詰めガードの上から連打を浴びせる。
両者の手数はラウンドを重ねるごとに増し、次第に近距離での打ち合いに。第3ラウンドには今野が右ストレートを決め中山をグラつかせたが、決定打はクリンチに阻まれた。
中盤以降も今野がスピードで中山を上回り鋭い連打を決める。中山も歯を喰いしばって力強い連打を返す根性を見せるが今野のしっかりしたガードにクリーンヒットをさせてもらえない。また第6ラウンドには左ストレートで
今野を仰け反らせる場面もあったが、全体的に今野のシャープな連打が優勢を印象づける形となり、第7ラウンドには今野が右カウンターから連打につなげあわやダウンかという所まで中山を追い詰めた。
最終ラウンドは互いに力を振り絞る白熱の打ち合いのまま終了のゴング。今野がほぼフルマークで試合をものにした。
コンビネーションの鋭さに磨きをかけ進化の片鱗を見せた今野は13戦10勝(4KO)3敗。中山は17戦7勝(3KO)10敗1分。


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