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2016年7月25日

大盛況の後楽園ホール7・25角海老ボクシング試合結果(メイン・セミ)

25日、東京・後楽園ホールで開催された角海老ボクシング・ダブルタイトルマッチ。高山樹延のOPBF東洋太平洋ウェルター級王座統一戦、岡田博喜の日本S・ライト級王座V5戦をはじめ見どころ満載の全6試合で行われたこの興行は、開場前から多くの観客が詰めかけ、開場時間を予定より早く繰り上げるほど。内容も期待を裏切らず、手に汗握る白熱のバトルが続いた。
チャンピオン岡田は同級3位青木クリスチャーノ(駿河)の猛攻をパンチの適格性で上回り負傷判定勝利。"暫定"の文字を払拭すべく正規王者ジャック・ブルベイカー(オーストラリア)と雌雄を決しに挑んだ高山は12ラウンド戦い抜き善戦するも1-2のスプリットデシジョンに涙を飲んだ。


◇OPBF東洋太平洋ウェルター級王座統一戦
×暫定王者:高山樹延(角海老宝石)vs正規王者ジャック・ブルベイカー(オーストラリア)○
【判定12R1-2(115-113,111-116,112-115)】

王者vs王者のファイナルマッチは頻繁に攻守が入れ替わる大接戦となった。
先に仕掛けたのは"ザ・リッパ―(切り裂き魔)"の異名を持つジャック。長いリーチを生かし遠い距離から速いコンビネーションで攻勢をかける。ガードを固め様子を伺う高山は手数を出すジャックの隙を見て要所で左ボディーを好打。手数は少ないながら的確なパンチを決めていく。一進一退の攻防が繰り広げられた入りの4ラウンドは38-38、39-37で高山、37-39でジャックと3者3様。
第5ラウンドはジャックがギアを上げ前に出る。遠い距離からジャブを突きガードの上からお構いなしに右スイングを叩き込んだ。しかし高山は強烈な右を再三受けるもそう簡単にガードを崩さない。逆に第7ラウンドには右ストレートでジャックをぐらつかせ攻勢をかけた。
しかし第8ラウンドまでの途中採点はジャックの手数が支持されたのか1-2で正規王者に傾く。
それを聞いたジャックは更に勢いを増し暫定王者を強襲。消耗からか手の出ない高山を9ラウンド、10ラウンドと攻めたてる。
このまま終わるわけにはいかない高山は第11ラウンド、息を吹き返したように動きを取り戻し、ラウンド残り30秒には右アッパーで起死回生のダウンをゲット。そして立ち上がったジャックを畳みかけダウン寸前まで追い込むもラウンド終了のゴングが割って入った。
そして最終ラウンド。互いに残りの力を振り絞って手を出し打ち合い、大歓声のまま勝負は判定に委ねられた。
ジャッジは一人が115-113で高山。残りの二者は111-116、112-115でジャックを支持。"切り裂き魔"の異名の如くキレのあるパンチと手数で王座統一を果たしたジャックは13戦11勝(5KO)1敗1分。敗れはしたが正規王者をあと一歩のところまで追い込む健闘を見せた高山は26戦24勝(8KO)2敗。


◇日本S・ライト級タイトルマッチ10R
〇王者:岡田博喜(角海老宝石)vs挑戦者:青木クリスチャーノ(駿河)×
【負傷判定9R3-0(88-85,88-84×2)】

安定政権を築きつつある王者岡田対、タイトル初挑戦となる青木の一戦は序盤からスピード感のある攻防となった。
ラテン調の華やかなノリで入場したブラジル出身のクウォーター青木は立ち上がりからアグレッシブに王者を攻める。岡田はステップワークとガードで冷静に対処しパンチを返すが、青木の勢いにロープを背負う場面も多々見られた。ミドルレンジを得意とする岡田は序盤やりにくそうな様子だったが、第2ラウンド、ジャブの連打から右を好打し流れを渡さない。
第3ラウンド岡田は青木の有効なパンチで左目の上をカット。それを機に勢いづいた青木は第4ラウンド立ち上がりから威勢よく攻撃。岡田をコーナーに詰め攻勢をかける。しかし岡田の固いディフェンスは有効打を許さず、第5ラウンドにはワンツー、更に右ストレートを上下に決め優勢を印象づけた。
第5ラウンド終了時の採点は49-46×2,49-47でジャッジ三者ともに岡田を支持。それを聞いた青木は挽回を期しラフなインファイトを仕掛けるが、序盤からハイペースできたからか第7ラウンドには疲れが見え始め動きに精彩を欠き始めた。逆に安定感のある岡田は後半もキレのある動きを維持。鋭いパンチが青木を捉える。
苦しい状況の青木だったが第8ラウンド踏み込んで右を好打し、それを機に攻勢。王者をコーナーに詰め連打を浴びせた。
しかし第9ラウンド。互いの踏み込むタイミングが合ってしまい頭が衝突。青木が額をカットし、その傷により続行が困難と判断したレフリーは試合をストップ。勝負は第9ラウンドまでの判定となった。
ジャッジは三者ともに王者を支持。序盤手を焼きながらも岡田が的確なパンチでポイントアウト。防衛回数を5に伸ばした岡田は13戦13勝(10KO)無敗。敗れながらも潔い全力ファイトを見せた青木は18戦11勝(7KO)5敗2分。






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