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2016年10月1日

小原が世界初挑戦に2回TKOで失敗

 IBF世界Sライト級3位の小原佳太(三迫)が9日、ロシア・モスクワで同級王者のエドゥアルド・トロヤノフスキー(ロシア)に挑戦したが、2回TKO負けを喫し、世界初挑戦を果たしたものの、王座には手が届かなかった。

 世界ランキング(WBO8位)にも入る現在5度防衛中でゆくゆくは世界へ、という思いを秘める同級日本王者・岡田博喜を抱える角海老陣営にとっても注目の一戦となったが、岡田の一歩先を行く日本屈指の実力者、小原を持ってしても世界の壁は高いものだった。
 
 王者は36歳ながら、25戦全勝22KOとKO率9割近い強打者のトロヤノフスキー。2015年11月にIBO王者として50戦無敗のIBF王者セサール・レネ・クエンカ(アルゼンチン)と対戦、6回TKO勝利で王座を奪うと、今年5月にはクエンカとのリターンマッチを7回TKOで制して初防衛に成功。本国モスクワで小原を挑戦者に迎えて2度目の防衛戦となった。

 初回は体格の良い小原がジャブからリズムを作り、1回終盤にカウンターの右をヒットさせて先制の一撃。ここまでは小原に勝機を予感させたが、防御力も高いトロヤノフスキーはこれで見切ったのか、2回に入って一気に攻勢を強めた。ロングの右ストレートを命中させて小原がよろめくと一気にラッシュ、ロープ際に追い込まれた小原を右アッパーで場外に吹き飛ばす。

 小原がリングに戻って試合再開後、トロヤノフスキーが右ストレートから左右のフックを乱れ打ち、レフリーは小原のダメージ濃厚と判断して試合を止めた。圧倒的な強さを見せてトロヤノフスキーが2度目の防衛に成功。2010年8月のプロデビュー戦以来の黒星で、16勝(15KO)2敗1分となった小原は、「ふがいない。あそこまで効いたパンチはデビュー戦以来ない。強かった。リング下に落ちてパニックになった」と完敗を認めた。

 小原の動きは悪くなかったし、コンディションも良かったように見えた。しかし、目立ったのはロシア人チャンピオンの強さだった。36歳という年齢を感じさせない強打と仕留める勢いは凄まじかった。小原が世界ランカーとの対戦したのは、2015年11月にIBF9位のウォルター・カスティージョ戦で引き分けた1戦のみ。トロヤノフスキーの実力からすれば、小原の経験不足は否めず、同時にスーパーライト級で世界を狙うことの難しさを痛感することになった。


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