角海老トップニュース

2016年10月25日

岡田博喜インタビュー「チャンスがあれば倒して勝つ。」

 11月1日に行われる「角海老ボクシング」。メインイベントに登場するのは13戦全勝10KOという無敗レコードを誇る角海老のエース、日本スーパー・ライト級チャンピオンの岡田博喜。
今回6度目の防衛戦の挑戦者には、28戦20勝5敗3分の戦績を持つ35歳のベテランボクサー、細川バレンタイン(宮田)を迎える。7月の青木クリスチャーノ(駿河)戦では相手のラフファイトの対応に苦慮したが、「今回は落ち着いて戦いたい」と岡田。「チャンスがあれば倒して勝つ。お客さんが盛り上がる試合にしたい」と意気込む。


――数えてみればこれが6度目の防衛戦となりますが、心境はいかがですか?

岡田:「いつもと変わらずやってますよ。今年はこれが4試合目、良いペースで試合ができたんで、防衛戦にもだいぶ慣れました。チャンピオンとして勝って当たり前、という状況の中で戦うのはプレッシャーもある反面、そう思ってもらえるようになったこと自体はありがたいことですね」

――対戦相手の細川バレンタイン選手の印象は?

岡田:「自分がデビューした頃から活躍しているベテランの選手ですよね。日本と東洋タイトルにも挑戦し、これが3度目のタイトル挑戦ですから王座を獲るために強い気持ちで挑んでくるはずです。当然自分のことも研究してるでしょうし、敵地で戦うことだったり色んな面で経験豊富だろうし、侮れない相手です」

――どういう試合に?

岡田:「前回の試合(青木クリスチャーノ戦)は乱戦気味でペースを乱されたので、今回は落ち着いて戦いたいですね。ただ、相手も対策はしてくると思うんでその辺は気をつけつつ、どう出て来られても対応できるような形が理想です。あとはチャンスがあれば倒して勝ちたいですね。お金を払って来てくれるお客さんが楽しめる、見せ場を作って盛り上がるような試合にできたらと思います」

――これが今年最後の試合ということで、この1年を振り返ると、どういう年でしたか?

岡田:「そうですね、振り返ってみればチャンピオンになって3年目、これが7度目のタイトルマッチになるんですが、あっという間でしたね。
今年は4戦と試合数も多かったですし、麻生さんとの再戦もやり、苦戦した相手に良い形で勝つことができて、自分も成長できてる手応えを感じられました。
最後の試合も気を抜かず、この1年をしっかり締めくくりたいと思ってます」

――その一方で、そろそろ「次のステップへ」という声もファンからは聞かれる頃からもしれません

岡田:「自分でも最近そう思うようになってきました。飽きてきたわけじゃないですが、世界ランキング(WBO10位)にも入ってるし、実際自分の実力が国外でどれだけ通用するのかということには興味があります。東洋ランキングでは3位に入ってるんで、東洋を狙うことも考えられますし、選手で言えば、例えばオーストラリアの選手で、土屋(修平・日本ライト級1位)さんが戦ったレオナルド・ザッパヴィーニャがSライト級でIBF3位なんですよね。
戦ってみたいなと漠然と思ってます。もちろん、まだまだ世界挑戦というレベルではないですが、東洋や世界ランカーたちと戦うことが来年以降の目標になってくると思います」

――同じ階級では、三迫ジムの小原佳太選手がIBF王者のエドゥアルド・トロヤノフスキーに敵地モスクワに出向いて挑戦しましたが、2回TKOで完敗を喫し、日本ではあまり知られていないロシア人王者の強さは衝撃的でもあったと思います。WBOのランカーとしては気になるところだったのではないでしょうか?

岡田:「凄い試合でしたね。トロヤノフスキーに関しては本当に強かったです。ただ、どんなボクサーか、まだ未知な部分も多くて戦うイメージはありませんが、まあやったとしても結局自分のボクシングをやるしかないんでしょうね。ほかの世界王者はWBC・WBOがテレンス・クロフォード(米国)は世界的なスターですし、最近WBAの王者になったリッキー・バーンズ(スコットランド)も3階級制覇してますからね。まだ勝てる相手じゃないと思いますが、そういう相手とも戦えるように、強くなるためには強い相手と試合をすることが一番だし、自分も視野を広げていくタイミングが来てると思ってます」

――試合を通じて成長する、というのはその通りだと思います。昨年右拳を負傷した後は、特に左の使い方には磨きがかかった印象があります

岡田:「確かに右が怪我で使えなかった時期は左を強化することに専念していたので、その成果が出てきているんだと思います。自分にとっては引き出しが増えたと思うし、試合でもどんどん活用していきたいです」

――現在13戦全勝、無敗であることについて

岡田:「いつも試合が終わって、応援してくれている方たちと勝利に浸る時が最高すぎて、負けたらどんな感じになるんだろうって考えると本当に恐いんですが、それが勝つための、大きなモチベーションになっているのかもしれません。さらに倒して、良い形で勝てばお客さんや、自分を支えてくれる方たちも喜んでくれるし、祝勝会は自分にとっても一番のご褒美ですから。プロとしては無敗ですが、アマチュア時代は敗戦も経験していて、とにかく負けることほど嫌なことはないと痛感しています。
だから今回も試合後に勝利の余韻にたっぷりと浸れるように、頑張りたいと思います」

(2016年10月某日収録)


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