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2016年11月26日

岡田がV6達成し、日本王座返上へ

 日本Sライト級王者の岡田博喜が11月1日、同級8位の細川バレンタイン(宮田)を挑戦者に迎えて6度目の防衛戦を行い、10回3-0判定で勝利した。今年最後となった試合後、岡田はV6を達成して「そろそろ卒業したい」と日本王座の返上を表明、「東洋太平洋でもWBOアジアパシフィックでもベルトを多く取って、チャンスを待ちたい」とステップアップを目指すことを明言した。

 判定の結果は98-92x2、99-91x1と大差を付けたが、岡田自身は納得の行かない様子で、試合内容については「倒すことができなくてすいませんでした」と頭を下げた。確かに前半は力強いジャブ、ワンツーで細川の顔面を腫らせるなどリードしたが、中盤以降はロープに追い込まれたり、アグレッシブに前に出て来る挑戦者に対して、ガードを固めて攻撃をしのぐ場面が目についた。7回には両拳を負傷したことから、終盤はほぼ左1本での戦いを強いられ、それでもジャブ3連打などテクニックを魅せてポイントワークでは勝ったものの、14勝10KOを誇る「倒し屋」としての岡田の攻撃力は振るわなかった。

 前回の青木クリスチャーノ(駿河)戦でもラフファイトに苦戦し、これで2連続判定勝利。もちろんしっかり勝ちを収めてはいるものの、岡田本来の実力からすればいずれも迫力に欠ける内容だったことは否めない。チャンピオンとして2年以上にわたってベルトを守る立場が定着してきた故の「安全運転」とも取れ、ここで日本王座を返上して心機一転、モチベーションの高まる強い相手を求め、追う側の立場になるのは良い判断だ。

 これまで強い相手とやってきたことが岡田を成長させてきたし、その意味では来年の岡田には角海老のエースとしてさらなる期待が懸かる。拳の怪我の状況が気になるところだが、今年は4戦とハイペースで試合をしたことも影響しているかもしれない。王座返上を明言したことで、年末年始を含め治療と休養の時間を十分にとって、ステップアップに備えてほしい。


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