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2017年1月12日

藤本京太郎 アジア人初の快挙目指して 「勝つまで新年は迎えられない」

 日本人ヘビー級ボクサーとして前例のない活躍を見せている藤本京太郎が、2度目のOPBF東洋太平洋ヘビー級王座に挑む。現在同級ランキングで1位の藤本は、オーストラリア国内王者で同2位のウイリー・ナッシオ(豪)と空位の王座を争うが、唯一の黒星となった4年前の東洋挑戦での屈辱を晴らすのはもちろん、アジア人が同王座を獲得できれば史上初の快挙となるだけに、「この試合に勝つまでは新年を迎えられない。アジアを制して次のステージに行きたい」と強い意気込みを見せる。

――世間的には年の瀬ムードが高まっていますが、年末年始は関係なく練習の日々を送っていることと思います。
「そうですね、年末年始も関係なく練習してます。もうこの仕事をしてたら当たり前のことなんで、どうってことはないですけど、次の試合に勝って新年を迎えたいですね」

――OPBF東洋太平洋ヘビー級王座は、2012年の大晦日で1位のソロモン・ハウモノ(豪)と決定戦を争って、5回TKO負けを喫して初黒星を付けられた因縁のベルトに、4年ぶりの再挑戦となります。
「負けてから4年経ってあまり意識はしてなかったけど、ずっと心残りになってたのは確かですね。今回はそのハウモノ選手を日本に呼んでスパーリングのパートナーをやってもらったんですが、自分なりに敗戦と向き合って、またそれを克服できた手応えを掴むことがでたと思います。あとは結果を出すだけです」

――13年7月には56年ぶりに復活した日本王座を制し、勝てばこれが2本目のベルトとなりますね。
「やっぱり日本のベルトじゃ満足できないし、アジア人がまだ誰も獲っていない東洋太平洋のベルト。大きな壁ですけど、そこを越えていきたいと思います。このベルトが獲れたらまた違った景色が見えてくるでしょうし、世界ランキングでも15位以内(現在WBC16位)に入れれば、(世界挑戦の)チャンスも出てくる可能性もある。とにかく次の試合には絶対勝たないといけないと思ってます」

――対戦相手のナッシオ選手の印象は?
「パンチをガンガン振ってくるし、フックや返しも来る。身長もあって体格も良い。気をつけて戦わないと、と思ってます。」

――試合はどういうイメージで?
「脚を使って、もらわず、かわして、ジャブやカウンターも狙って削っていきたいですね。最近ようやく自分のボクシングスタイルができてきたと思うんで、7~8回あたりから後半で倒せるイメージもあります。どこかで前に出て仕掛けないといけないですし、12回フルで戦うのは大変ですけど、そうなっても問題ないように仕上げてますから。スタミナには自信があります」

――ボクシングに転向して6年目、次が17戦目とボクサーとしてのキャリアを積み重ねてきましたが、自分のボクシングにも手応えを感じてきているのでは?
「ボクシングは難しいし、地道に練習して、ボクシングを理解しながら、少しずつ強くなっていく世界ですから、この5年間は本当に手探りで暗い道を歩いてきた感じなんですけど、よくここまでやってこれたな、という思いはあります。能力も上がってきてると思うし、メンタルの作り方も分かってきて、せっかくボクシングの世界にやってきて、なんとかここまで来れたんだからやっぱり結果を残したい。そのためにも次の試合で勝って、自分でチャンスを切り開いて、もう行けるなら行く。そういう感じですね」

――それでは最後に意気込みを。
「元々そんなにモチベーションは高めるのは上手じゃないんですが、今回は自分でもかなり高まってます。新年一発目にホームの後楽園ホールで、しかもメインのタイトルマッチ。たくさんの人が見に来てくれて、ベルトが獲れる。その姿を皆さんに見せてあげたいです。ジムとしても2017年を幸先の良いスタートが切れるように、12回、時間にして最長36分間、気を抜かないで戦いたいと思います。アジアのヘビー級を制するという壁を超えて、次のステージに行けるように、今の自分にはできると思ってるので応援、宜しくお願いします!」


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