角海老トップニュース

2017年1月19日

小國、無敗王者のグスマンに勝利し世界制覇

 今年もまた新しい1年が始まったが、昨年末を振り返ってみれば、12月は角海老勢大活躍の1カ月となった。19日に土屋修平がデビューから7年半、念願の日本ライト級王座を獲得。そして大晦日には、IBF世界Sバンタム級に挑戦した小國以戴が、大方の予想を覆して強豪王者のジョナサン・グスマン(ドミニカ共和国)を見事判定で下し、世界制覇を成し遂げる大いなる快挙で1年を最高の形で締めくくった。

 小國は試合前、「勝てる見込みは1~2割くらい。宝くじに当たるよりは良い」と、グスマンの実力を高く評価。22戦全KO勝利というパーフェクトレコードに加えて、昨年7月には小國が唯一黒星付けられた相手、和氣慎吾(古口)と王座決定戦を争い、合計4回のダウンを奪う圧倒的な強さでTKO勝利を収めるインパクトを残したグスマンとの対戦を、「どうせやるなら強い相手と」と自らが強く望んだ。自身を含め下馬評では完全不利の予想が大勢を占める中、小國は大晦日の夜に地元・神戸からほど近い京都のリングで大金星を挙げたのだ。

 序盤からプレスをかけてきたグスマンに対して、「前半凌いで後半勝負に、みたいな甘い考えは通用しない。最初から行かないと」という宣言通り、ジャブ、ワンツーを軸に積極的に応戦。そして3回、打ち合いの間隙を突いて強烈な左ボディーをレバーに打ち刺し、ダウン経験のないグスマンをマットにひざまずかせる。

 その後も徹底してボディーを攻め込み、グスマンを鈍らせる作戦が功を奏して小國が試合のペースを握り始める。グスマンの持ち味である強打や連打にも、集中力を切らさず冷静なディフェンスで対応。シャブ、ワンツーと手数を落とすことなく、11回にはローブローによるスリップと裁定されたが、左ボディーでダウンを追加して全12回のラウンドを戦い抜いた。
 
 ジャッジ3者が115-112の3ポイント差で小國を支持する完勝と言っていい内容。勝ち名乗りを受けると、緊張から解き放たれた小國は顔をほころばせて喜んだ。「しどかった~!」と第一声。「みんなの応援で勝つことができました。ベルトは重いです。正直もうやりたくないけど、来年もまた頑張ります」と話した。

 角海老ジムとしては08年5月にWBA世界ライト級王者となった小堀祐介以来、4人目の世界制覇。次戦は春ごろに、指名挑戦者で同級3位の岩佐亮佑(セレス)と初防衛戦を戦う予定だ。


←角海老トップニュース一覧に戻る

これが角海老ジムだ!PV[拡大]

出稽古歓迎