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2017年3月14日

土屋が衝撃の初防衛失敗、王座陥落

 日本ライト級王者、土屋修平が初防衛戦で散った。3月4日、後楽園ホールで行われた角海老主催興行のメインイベントで行われた土屋の初防衛戦、指名挑戦者の同級1位、西谷和宏(VADY)が8回TKOで王者の土屋を下すアップセットを演じた。土屋はデビューから約7年越しでようやく手にしたベルトをわずか3カ月で明け渡すことになり、防衛を確信していた場内にも衝撃が走った。

 試合は序盤から激しい攻防が繰り広げられた。「徹底的に研究してきた」と言う西谷は、スイッチして左のカウンター狙いの作戦が試合を通して功を奏した。土屋はワンツー、左のボディーを軸に試合を組み立てようとするが、西谷の予想外のスイッチに対応が粗く、強引に。それでも土屋は5回に左ボディーからカウンターの右ストレートをヒットさせ、先制のダウンを奪う。しかし、ここで詰めきれなかったことが勝敗を分けた。

 5回終了時の公開採点では序盤が西谷、ダウンを奪った土屋が追いついてイーブンという展開。その後も両者、接近して一歩も譲らない真っ向勝負となった。土屋は左ボディーに活路を見出しかけたが、西谷は冷静に勝機を見据えていた。8回、スイッチしてから「ボディーを狙った」はずの左が、前かがみになった土屋の顎に命中して痛恨のダウン。立ち上がった土屋のダメージは濃厚で、西谷はこのチャンスを見事に詰め切って最後も左でダウンを追加、ラウンド残り10秒を切ったところでレフリーストップを呼び込んだ。

 7回の採点では土屋が2ポイントリードしていたが、ボクシングの女神は微笑んでくれなかった。土屋は敗戦を受けてブログを更新、「8R失神KO負けで散りました。4Rくらいから全く覚えてません」と試合を振り返り、敗因については「あの時、あの瞬間。西谷選手が俺よりも強かった。それだけ」と完敗を認めた。そして「2カ月半の短い王座。咲いたのは一瞬でした。一瞬しか輝けなかった」と悔しさを綴り、今後については、「先のことはしばらく休んで考えます」と保留した。土屋がこの敗戦とどう向き合い、どんな決断を出すのか、まずはそこに注目したい。


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