角海老トップニュース

2017年11月14日

角海老の強豪勢がベルト目前で…

 11月に入ってベルトまで目前に迫った角海老の強豪たちが相次ぎ敗戦を喫し、勝利の女神はここぞという時になかなか微笑んでくれない、というボクシングの厳しさをあらためて痛感させられることになった。

 3日には日本タイトル挑戦者決定トーナメントの決勝戦でミドル級1位の福本祥馬とバンタム級1位の中川勇太が揃って破れ、そして7日には日本ウェルター級暫定王者まで登りつめた坂本大輔が、正規王者の有川稔男(川島)との王座統一戦に挑戦したが、5回TKO負けを喫して王座から「暫定」の二文字を外すことはできなかった。

 坂本は2014年4月に有川と対戦し、初回TKOで勝利している相手だけに正規王者への昇格が期待された。タイトルマッチでの再戦はお互い強打を狙う打撃戦の中、有川が5回に右ストレートで坂本の左目を負傷させ、この傷の出血が原因で無念のドクターストップが宣告されてしまう。

 なかなかペースを掴めず、後半での挽回が期待されたところでのストップとなり悔しさが残るが、坂本はこの試合を最後に引退を表明。紆余曲折ありながらも最後は日本の頂点まであと一歩、暫定王座を終着点に10年間の現役生活にピリオドを打った。ブログでもリベンジへの思いを綴るなど、後ろ髪を引かれる思いも少なからずあるだろうが、高校から20年、36歳という年齢を考えれば、同時にやり切った感もあったはず。お笑い芸人をしていた過去を持つなど、多才な坂本の第二の人生にエールを贈りたい。

 トップコンテンダーの福本、中川は日本タイトル挑戦者決定トーナメントの決勝の舞台での痛恨の敗戦だった。

 角海老重量級のホープ、福本はアマチュア5冠のキャリアを持ち、現在も9連勝中と波に乗る。このまま一気にベルト獲りと思われたが、デビュー以来6連続KO中とこちらも勢いに乗る新鋭、2位の竹迫司登(ワールドスポーツ)と激突。初回から竹迫が仕掛けてたちまち打撃戦となり、試合開始からわずか1分30秒、竹迫のジャブから返しの右フックが福本の顎を捉え、福本は頭から崩れ落ちるようにダウン。ダメージは明らかで、そのまままさかの初回TKO負け。

 一方、前日本王者の石本康隆(帝拳)と対戦した中川は、2-1のスプリット判定により惜敗。序盤は中川がジャブ、ワンツー、アッパーと繰り出して主導権を握る展開だったが、中盤から36歳のベテラン、石本が意地を見せて左ボディー、右ストレートで巻き返す一進一退の攻防。最終8回まで両者一歩も譲らずの接戦は、判定で2者が77-76で石本、1者が76-77で中川を支持。来年のチャンピオンカーニバルで行われる日本タイトルマッチにリングにあと半歩届かなかった。

 福本は、竹迫と現王者の西田光(川崎新田)とのタイトルマッチの結果を待つことになるが、自分のボクシングが全くできなかっただけに、竹迫へのリベンジはベルトを狙う上で避けては通れないだろう。中川は破れはしたものの、前日本王者を追い詰めて善戦したことは十分な評価に値する。両者とも依然角海老のチャンピオン候補として今回の敗戦を糧に、これからさらなる存在感を発揮してほしい。


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