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2017年12月4日

12月19日SLUGFEST 見どころ

今年最後の角海老プロモーション「SLUGFEST」のメインイベントはWBOアジア・パシフィックスーパーライト級王座決定12回戦、同級3位の岡田博喜(角海老宝石)対同級1位ジェイソン・バカラ(フィリピン)の一戦だ。

 岡田は昨年11月、世界王座挑戦を見据えて6度防衛した日本同級王座を返上した。今年はノンタイトル戦を2試合行い連勝。16勝(11KO)無敗とキャリアを伸ばして今回のタイトルマッチを迎えた。WBOアジアパシフィック王座は今年8月1日付で日本ボクシングコミッション(JBC)が承認した地域タイトル。世界ランキングに直結するタイトルであり、すでにWBO世界同級9位につけている岡田だが、王座獲得でランクアップは確実だ。

 バカラは40勝(25KO)2敗1分の戦歴を誇るベテラン。WBO世界同級では、岡田より一つ上の8位にランクインする右ボクサーだ。試合の映像を見た岡田は「ノラリクラリしている印象ですけど、右アッパーには気をつけたい。得意なのか、好きなのかは分からないけどよく倒しているので」と警戒する。「評価を上げるにはKOなんでしょうけど、自分は豪腕パンチャーではないのでまずは勝ちたい。世界戦、やりたいですよ。そこを目指すには勝たなきゃいけない。ここまで来ての負けは痛い」とボクシング人生を左右する一戦と位置づける。ここは気持ちよくKO勝ちを決め、来年の世界挑戦に弾みをつけたい。

 セミファイナルには角海老宝石ジム期待の新人、山内涼太が抜てきされた。東京農大出身で、同ジムでは日本ライト級10位の斎藤一貴の後輩にあたる。6月30日のプロデビュー戦では、タイ人ボクサーを相手に左ボディーで2度のダウンを奪い2回KO勝ちで実力の高さを見せつけた。
プロ2戦目の相手は東洋太平洋ライトフライ級8位、フィリピン同級王者で、16年12月には当時の東洋太平洋同級王者で現WBC世界同級王者の拳四朗(BMB)に挑んだキャリア持つレスター・アブタン(フィリピン)。山内は「まず日本ランカーになるのが目標です。そこからチャンスが出てくると思う。上を目指したい」と意気込んだ。「課題はディフェンス。打たれないようにして基本で闘いたい。ジャブ、ワンツーで力の差を見せたい。チャンスがあればKOを狙います」と、穏やかな言葉の中に闘志をみなぎらせた。

 日本スーパーライト級5位の今野裕介は、日本ウエルター級8位の丸木和也(天熊丸木)とのウエルター級8回戦。6月に日本王者の麻生興一(三迫)に挑戦し、壮絶な打ち合いの末10回TKO負けした。出直しの一戦となるが「右の拳をけがしてしまい、苦手だった左に磨きをかけてきました。もう右も使えるようになりましたけど、左を中心に組み立てて結果を出せれば。どこまでできるか自分でも楽しみです」と新境地を目指す。

 そして、日本スーパーバンタム級4位で、東洋太平洋同級7位の中川勇太がマークイル・サルバーニャ(フィリピン)と注目の再起戦に臨む。11月4日に行われた日本同級最強挑戦者決定戦は、元チャンピオンの石本康隆(帝拳)を右アッパーなどで追い込みながら後半に巻き返され、僅差の判定負けを喫した。「VTRを何度見直しても負けたとは思えない」と悔しさをかみしめた。その上で「自分は攻撃パターンが少ない」と欠点を自覚し、練習を積んできた。来年のタイトル奪取に向け、進化した姿で圧倒的な勝ち方を飾りたい。

 さらに日本バンタム級ユース王者の武田航が6回戦に出場するなど見どころ満載。師走の寒さを吹き飛ばす、熱い闘いを見せてくれるはずだ。

(デイリースポーツ・津舟哲也)


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