ボクシングニュース

2018年3月12日

Dynamic Glove 572nd「POINT OF VIEW」

 ダイナミックグローブ(SLUGFEST.3)・メインイベントは、第39回チャンピオンカーニバル・日本フェザー級タイトルマッチ10回戦、王者・大橋健典(角海老宝石)と指名挑戦者・源大輝(ワタナベ)の一戦だ。

 昨年12月、大橋は坂晃典(仲里)に挑戦した。5回にボディーから右ストレートを打ち込んで相手をふらつかせた。坂が10秒前の拍子木をゴングと勘違いし、後ろを向いたところで右フックを当てて倒した。5回3分6秒KO勝ちで王座奪取。試合直後には、リングに上がった源から宣戦布告を受け、大橋も「最後に立っているのは僕というシナリオにしたい」と反撃した。早々に火花が散って盛り上がった後楽園ホール。1月のチャンピオンカーニバル対戦カード発表会見でも「せっかく取ったベルト。渡すつもりはない」と、気合の入った表情で初防衛を誓った。
 対する源も「(大橋は)リーチ、パンチはあるけど、今の自分は止められない。ベルトは自分の方が似合う」と挑発した。昨年10月の同級王座挑戦者決定戦では、岩井大(三迫)に対し、上下の打ち分けで試合を優勢に進めると、ノーガードからテンポよくパンチを打ち込んだ。判定勝ちで挑戦権を獲得。2015年9月に日本スーパーバンタム級王者だった小国以載(角海老宝石)に挑戦するも王座奪取に失敗しただけに、念願の日本タイトル獲得に燃えている。

 セミファイナルはスーパーウエルター級8回戦。日本同級5位、東洋太平洋同級10位につける渡部あきのり(角海老宝石)と前東洋太平洋同級王者のラーチャシー・シットサイトーン(タイ)が拳を交える。渡部は元WBC世界スーパーライト級王者・浜田剛史(現・帝拳ジム代表)、WBC世界フライ級王者・比嘉大吾(白井・具志堅スポーツ)と並ぶ15戦連続KO勝利の日本記録を持つハードパンチャーだ。
 12月のWBOインターナショナル・スーパーウエルター級タイトルマッチで敗れはしたが、11月の日本同級8回戦では1R73秒でKO勝ちするなど、持ち前のパンチ力は健在。32歳と円熟味も増した姿で、シットサイトーンを迎え撃つ。豪快なKOでメインイベントにつないでくれることを期待したい。対するシットサイトーンの直近4度の勝利は、判定か11回以降でのTKO決着。粘って終盤勝負まで持ち込む力があり、渡部の勢いをどう受け止めるかが勝敗のポイントとなるだろう。
 
 他の試合もランカーたちで目白押しだ。日本ライト級7位、東洋太平洋同級13位の斎藤一貴(角海老宝石)は、WBOアジアパシフィック同級のランカーで、フィリピンスーパーフェザー級9位のマルボン・ボディオンガン(フィリピン)とのライト級8回戦に臨む。斎藤は東農大、自衛隊時代に2012、13年国体と13年全日本選手権で優勝するなどアマ3冠の実績を誇る実力者。16年7月のプロデビュー後は4戦全勝全KOと勢いに乗る強さを発揮できるか。

 ミドル級8回戦は、日本同級5位、東洋太平洋同級14位・福本祥馬(角海老宝石)とマキシ・ナハク(インドネシア)のカード。角海老重量級ホープの27歳は、11月に最強挑戦者決定戦で竹迫司登(ワールドスポーツ)にまさかの1回TKO負け。悔しさをバネに復活できるかが見どころだ。

 スーパーライト級6回戦では、日本同級9位・青木クリスチャーノ(角海老宝石)とドゥアンビチット・ゲーオクワンリゾートボクシングキャンプ(タイ)が激突する。青木は今年から静岡の駿河ジムから移籍。昨年8月以来、約7か月ぶりの試合で新天地初勝利を飾り、ステップアップを目指す。暖かい春にさらなる熱を加える後楽園ホールの闘いに注目だ。

(スポーツ報知・浜田洋平)


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