角海老トップニュース

2014年8月26日

岡田×シャムガルの「激闘」を振り返って

 7月28日の角海老ボクシングで初防衛戦に挑んだ日本Sライト級王者・岡田博喜は、元角海老の同級1位・シャムガル興一(三迫)と、文字通り「倒すか倒されるか」の激闘を繰り広げた。最後はスタンディングオベーションで観客を興奮のるつぼに巻き込んだ好勝負を、なんとか岡田が僅差の3-0判定でモノにし、初防衛に成功した。

 ガードを固めて接近戦に持ち込もうとするファイターのシャムガルに対して、序盤はジャブとボディー、上下に打ち分けながら足を使い、距離を取りながら試合に入った岡田だったが、5回にカウンターの右強打を食らってダウン寸前まで追い込まれてから一転、怒涛の打撃戦へ突入した。

 6回には岡田が右ストレート、左ボディを中心に逆襲、今度はシャムガルをふらつかせる。8回にはシャムガルがまたしても岡田を追い込みラッシュをかけるが、岡田も諦めることなく反撃。両者一歩も譲らない激しい乱打戦は最終10回まで続き、試合終了と同時に精魂尽き果てた2人の健闘を称える大歓声がホールに鳴り響いた。

 判定は微妙だった。ジャッジは3者とも96-94だったが、観戦した印象ではドローでもおかしくないほどの接戦だった。しかし、本来はスマートなアウトボクシングが持ち味の岡田が足を止めて元同門の兄弟子を真っ向勝負で迎え撃ち、いつダウンしてもおかしくないほどのダメージを受けながらも最後まで攻撃姿勢を崩すことなく戦い抜いたことは、若きチャンピオンにとって大きな経験となったはず。

 また、挑戦者のシャムガルも2012年4月に約1年半を過ごした角海老ジムから移籍し、階級1位に上り詰めたその成長ぶりを恐いくらいに見せつけ、あと一歩でベルトが届くところまで岡田を追い詰めた。
 
 2人は元ジムメイトであり、同じ階級だったことから親しい間柄にあるが、だからこそお互いが持てる力を出し尽くして真正面からぶつかり合い、2人のファイティングスピリットがボクシングの魅力を体現する今回の試合を作り上げた気がする。岡田の今後が楽しみでもあり、また素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたシャムガルのこれからにも注目したい。


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