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2014年10月4日

【日本フライ級タイトルマッチ】 挑戦者・阪下優友、奮闘及ばず王者渾身の右に沈む

 4日(土)、東京・後楽園ホールで開催された「第530回ダイナミックグローブ/オーバーヒート・ボクサーズナイトVol.69」(フラッシュ赤羽ジム主催)のメインイベント、日本フライ級タイトルマッチ10回戦はチャンピオン村中優(フラッシュ赤羽)が同級11位・阪下優友(角海老宝石)の挑戦を8R2分42秒TKOで退け、2度目の防衛に成功。王座初挑戦の阪下も圧倒的不利の下馬評をモノともしない果敢な攻撃で奮闘したが、村中の牙城を崩すことはできなかった。

 開始のゴングと共に飛び出した阪下は左にサークリングしながら連続でジャブを放ち、入り際に右ストレートを合わせる。一方、接近戦に持ち込みたい村中はガードを固め前進。距離を詰めたところから左フックの連打、左ボディーから右ストレートなど、コンパクトな連打を打ち込む。序盤は足を使って廻る阪下を追う村中といった構図で互いにハイレベルな攻防を見せた。

 しかし、4Rあたりから阪下の足が鈍り始めると、村中は左ボディーを軸に左アッパー、フック、右ストレートなどへ繋げる攻撃でペースを握り、更に要所で連打を畳み掛ける。対する阪下も先月12日に誕生した愛娘への手土産として何としてもベルトを持ち帰ろうと、負けじとワンツー、フックで応戦。5R終盤には強烈なワンツーから距離を詰めて攻勢をかけた。

 5R終了時の途中採点で僅か1ポイント差ながらも三者のジャッジに支持された村中は6・7Rもしつこく距離を詰めボディー狙い。阪下もインファイトに応じて、互いに頭がつく距離での打ち合いを展開した。そして第8ラウンド残り20秒。目でボディーにフェイントをかけながら踏み込んで放たれた村中の右クロスが阪下の顔面にクリーンヒット。キャンバスに崩れ落ちた阪下の深いダメージを察知したレフェリーはノーカウントで試合を止めた。

 チャンピオンの右に沈む結果で幕を閉じたが、JBCが公認する世界王座4団体全てでフライ級のトップ10に名を連ねる強豪相手に善戦を演じた阪下は19戦12勝(7KO)5敗2分。「チャンスの場面で下がらずに行くことができれば、また違った(結果になった)かもしれない。(悔しい)結果は出てしまったが、次に繋がると思う」と田島孝介トレーナーが振り返ったように、今後の飛躍に期待を抱かせる試合内容だった。最後は格の違いを示す形で鮮やかなTKO防衛を飾ったWBC&IBF5位(WBO6位、WBA8位)の村中は戦績を24戦21勝(7KO)2敗1分に伸ばした。


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