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2014年11月28日

土屋修平、2度のダウンから挽回を図るも僅差判定負け

 28日(金)、東京・後楽園ホールで開催された戸髙秀樹ジム主催興行「第20弾ザ・グレイテストボクシング」のメインイベント、日本ライト級10位・土屋修平(角海老宝石)対OPBF東洋太平洋同級12位・原田門戸(横浜さくら)の8回戦はダウン応酬の末、フィリピン出身の原田が2-1(76-77、77-75、76-75)の判定でクロスゲームを制した。

 初回はジャブで探りを入れて相手の出方を窺う土屋に対し、前進して原田が僅かに攻勢を奪う図式。そして続く2Rに試合は風雲急を告げる。積極的な攻撃に出る原田はスイング気味の右フックを強振、先制のダウンを奪う。規定の8カウントが数え上げられた後、原田は千載一遇のチャンスを見逃さず、怒涛のラッシュを仕掛けて勝負に出たが、カウンターパンチャーの土屋は左フックを一閃。原田のヒザを折ると、更に左フックを炸裂させて豪快にダウンを奪い返した。

 しかし原田は3R、クロス気味の右フックを狙い撃って土屋を再びキャンバスに叩き落とす。再開後も左右フックで攻め込んだ原田だったが、前のラウンドの反省点を踏まえて深追いはせず、一方の土屋も動揺することなく、この回はダメージの回復と展開の立て直しに努めた。4Rも土屋は右クロスに注意を払いながら、左ジャブを丁寧に突き、強烈な左ボディで原田を攻め上げる。この土屋のボディ攻撃で原田は効いた素振りを見せ、後退するシーンが目についた。

 5Rも左ジャブを軸に攻撃を組み立てる土屋は左ボディから右フックのコンビネーションでチャンスを作り、終盤にワンツーもヒット。原田の消耗が目立ち、流れは土屋に傾いた。6Rも土屋がプレッシャーをかける展開。馬力が落ちた原田に前半の勢いはなく、踏み込みの鋭さを失った分、右も不発に終わる。

 だが、中盤以降スローダウンしていた原田は7Rからギアチェンジ。動き回りながら要所で手数をまとめる作戦に切り換えると、この判断が功を奏して土屋の手数を封じることに成功。最終回も距離を保ち続けた原田がワンツーをヒットして山場を作るラストスパートを敢行。結果的にラスト2ラウンズで優勢を印象付けたことがモノをいい、原田が勝利を手中に収めた。

 前半は力強さ、終盤は試合巧者な一面を披露する引き出しの数で僅かに上回った原田は36戦27勝(12KO)8敗1分。戦績を20戦16勝(14KO)4敗とした土屋には悔しい敗北となったが、左ジャブや左ボディを多用するなど、技術と戦術に新たな一面も見せただけに今後に期待したい。


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