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2014年12月31日

2014年 角海老アワード

 賞金や賞品もないという選手にとって一文の徳もない角海老宝石ジム選手を対象にした年間表彰を執り行ないます。やっぱり新企画は「角海老的今年の漢字一文字」にしとけば良かったかなと一抹の後悔を覚えつつも、第1回目ということでまずは本家のフォーマットに倣って、たった1人の選考者の独断と偏見で各賞を選出してみました。日本チャンピオン5人衆の名前を羅列しても芸がないでしょうから、キャリア組には厳しめな査定、ランカー選手が有利なハンデ戦方式にしております。基本姿勢はプロのリングに上がった全選手がMVPなんですけどね。

■最優秀選手
加藤 善孝(日本ライト級チャンピオン)
※雨降って地を固めた一年。手痛い敗北を味わっても、目標がブレることなく、すぐにジムワークを再開。現実から目を背けずに自らの短所を見つめ直し、一皮剥けて再起を果たした逞しき精神力に天晴れ。ライバル荒川仁人(八王子中屋)とのラバーマッチを制して世界ランキングに復帰した実績も文句なし。何よりもジムのエースとして後輩たちの模範となるべき後ろ姿を示した点が立派だった。

■技能賞
中川 勇太(日本S・フライ級12位)
※今年は3戦全勝をマーク。3月に月間新鋭賞、6月に日本ランカー復帰(OPBFランクイン)と大きな成果を挙げた一年。“角海老の徳山昌守”と評したくなる独特な距離感とイレギュラーなスタイル、瞬間的なパンチの切れ味に更なる磨きをかけて、来年はタイトル戦線に参入して欲しい。もちろん岡田博喜、小國以載の技巧派チャンプの活躍も見事でした。

■殊勲賞
該当者なし

■敢闘賞
土屋 修平(日本ライト級10位)
※1勝2敗に終わった2014年は土屋にとって不本意な一年であったかもしれない。しかし、オーストラリアのメルボルンでIBF世界9位レオナルド・ザッパビーニャと壮絶な打撃戦を演じ、現地で年間最高試合候補に挙げられるほどの存在感を示した経験は何物にも変え難く、必ずや来年は逆襲に転じてくれると信じて疑わない。

■努力賞
井川 政仁(元日本バンタム級9位)
※今年1月に高橋竜也(ヤマグチ土浦)を7回負傷判定に破り、苦節12年で日本ランキングに名を連ねた九州男児に宿る不屈の精神力には頭が下がります

■新鋭賞
今野 裕介(日本ウェルター級11位)/宮坂 航
※冴え渡る左リードで元日本ランカーの岩﨑悠輝(新開)を封じ込めた宮坂航と、最終回終了ゴング間際に右を炸裂させて藤中周作(金子)からダウンを奪い、ランキング入りを決めた今野の気迫。どちらも甲乙つけ難い成長度を披露し、来年の飛躍を存分に予感させた。

■KO賞
長島 謙吾(日本S・ウェルター級4位)
※左ボディアッパーから左ボディフックのコンビネーションで“野獣”藤中周作をキャンバスに沈めた一戦は5月の月間敢闘賞に選ばれたほどのインパクト。

■角海老エディ賞
佐藤 直樹トレーナー
※ライト級~ウェルター級という並び3階級のベルトを教え子で独占するという事態はレア。特に今年の7月は23日に加藤善孝、28日に高山樹延&岡田博喜と3つのタイトルマッチを立て続けに消化するという超ハードスケジュールに嬉しい悲鳴を上げた一年だった。

■年間最高試合
岡田 博喜vsシャムガル興一(7月28日、後楽園ホール)
※戦前は両者ともに「出来ることならば戦いたくない」と本音を吐露していた元同門対決。しかし、いざリングに上がると、余計な情を一切挟まず、死闘を展開。疲労とダメージでフラフラになりながら、精魂を尽き果てるまで全身全霊で打ち合った両者のプロ根性に後楽園ホールは興奮の坩堝と化し、判定を読み上げる前に冨樫光明リングアナウンサーから「両者に拍手をお送りください」という異例のアナウンスが行われたことも記憶に残る。


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