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2015年6月21日

石田順裕、8月2日に引退セレモニー

 元WBA世界S・ウェルター級暫定チャンピオン石田順裕(グリーンツダ)が19日(金)、大阪府東成区のジムで現役引退を発表した。

 1975年8月18日生まれの石田は大阪・興国高校3年次に高校選抜大会を制覇するなど、アマチュアで116戦(101勝48KO・RSC15敗)の経験を積んだ後、2000年5月にプロ転向。翌年3月、宋國烈(韓国)に11回負傷判定勝ちを収め、6戦目でOPBF東洋太平洋S・ウェルター級王座を獲得。日本王座にも3度挑戦し、河合丈矢(オーキッドカワイ)、クレイジー・キム(ヨネクラ)の厚い壁に阻まれたが、2006年12月に松元慎介(進光)を10回判定で下し、4度目の挑戦で日本同級のベルトを掴み獲った。翌年10月には、宿敵キムを劇的なTKOで破った実績を持つハビエル・ママニ(アルゼンチン、当時WBA同級6位、WBC同級8位)に10回判定で完勝して世界ランク入り。そして2009年8月にマルコ・アベンダーニョ(ベネズエラ)を12回判定で破り、ついにWBA世界同級暫定王座に辿り着いた。

 その後はメキシコ、コーパスクリスティ(米国テキサス州)、モスクワ、モナコなど世界を渡り歩き、ポール・ウィリアムス(アメリカ)、ディミトリー・ピログ(ロシア)、ゲンナディ・ゴロフキン(ロシア)といった紛うことなき世界の強豪と拳を交えたが、中でも特筆に値するのがMGMグランドガーデンアリーナで行われた2011年4月のジェームス・カークランド(アメリカ)戦。27戦全勝(24KO)の戦績を誇るWBOミドル級4位を初回1分52秒TKOで秒殺した一戦はボクシング専門誌の老舗「リング・マガジン」と、人気スポーツ誌「スポーツイラストレイテッド」のアップセット・オブ・ジ・イヤーに輝き、まさに世界が認める金星を挙げてみせた。

 そして「誰も考えないアホみたいなことを、ボクサー人生の最後にしてみたかった」という石田は2013年の年末、前代未聞のヘビー級転向を表明。日本ヘビー級チャンピオン藤本京太郎(角海老宝石)と2度に及ぶ戦いでは、体格差をモノともせずに、自慢のスキルを遺憾なく発揮。4階級上の現役日本王者と対等に渡り合った。

 なお、8月2日(日)のグリーンツダジム主催興行「CRASH BOXING vol.6」(大阪府立体育会館第二競技場)は石田の引退興行となることも決定。同じ熊本県出身で、日本タイトルを懸けて2度拳を交えたクレイジー・キムこと金山俊治氏(現「No.1 CHAMPION SCHOOL」会長)が戦友のために一肌脱ぎ、引退記念エキシビションを行うことも明らかになった。

 先刻ご承知の通り、角海老宝石ジムと石田選手は長らく宿敵関係にありましたが、角海老プロモーション主催興行「KAMIKAZE3」の記者会見が角海老宝石ジムで行われた際には、大雪が降る悪天候にもかかわらず、遠路遥々大阪から駆け付けていただき、またポスター用の写真撮影や取材にも快く応じて下さるなど、それらのご厚意に対し、感謝の念にたえません。そのルックス同様、端正なボクシングスタイルでファンを魅了し続けた石田選手がプロのリングで残された輝かしい実績と、常に挑戦する勇敢な生き様に心から敬意を表するとともに、今後のご活躍をお祈り申し上げます。15年間のプロボクサー生活、お疲れ様でした。

石田順裕オフィシャルブログ「そんな時もあるやんか」
グリーンツダボクシングジム公式サイト


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