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2015年7月4日

「第539回ダイナミックグローブ」 角海老勢は4勝1敗

 4日(土)、東京・後楽園ホールで「第539回ダイナミックグローブ」が行われ、日本S・ライト級タイトルマッチの中止で急遽メインイベントに昇格したウェルター級8回戦は、日本同級6位の坂本“D”大輔(角海老宝石)が同級9位・田中亮治(ヨネクラ)を3-0の判定で下し、ランカー対決を制した。全6試合の詳細は以下の通り。

◇ウェルター級8R
◯坂本 大輔(角海老宝石)vs田中 亮治(ヨネクラ)×
【判定8R3-0(77-75,78-75,79-74)】

 ガードを固めて大振りを繰り出すブンブン丸スタイルの坂本に対し、2013年全日本新人王の田中は距離をとって突き離そうとするが、両者ともにクリーンヒットが乏しく、前半戦は強烈なボディショットを時折ヒットさせた坂本の馬力が田中をやや上回る展開。田中も5、6回に右ストレートをクリーンヒットさせる場面を作ったが、後続打を叩き込むことができず、両者とも山場を作ることができない。坂本は7回、左フックから右アッパーのコンビネーションをヒットさせて手応えを掴むと、更に上体を伸び上がらせながら放つ右アッパーを断続的にヒット。この回はボディに有効打を集め、勝負を決定付けるポイントを奪った。節目のプロ20戦目を白星で飾った坂本は10勝(5KO)8敗2分。田中は13戦8勝(2KO)4敗1分。

◇55.0kg契約8R
◯中川 勇太(角海老宝石)vs 岡畑 良治(セレス)×
【TKO5R2:05】

 6回戦時代の2011年5月以来となる両者の再戦。初回、ヒッティングで早くもサウスポー岡畑の左目上を切り裂いた中川だったが、互いにアウトボクサー同士ということもあって、序盤はやや噛み合わない展開。しかし、3回に右ボディアッパーをヒットさせた中川は徐々にペースを手繰り寄せ、迎えた5回に右ストレートをクリーンヒット。千載一遇のチャンスが到来した中川は一気呵成に攻め立てた後、岡畑の入り際に右ショートを一閃。キャンバスに崩れ落ちた岡畑にレフェリーはノーカウントで試合終了を宣した(青コーナー陣営からもタオルが投入)。こちらもプロ20戦目をKO勝利で鮮やかに飾った中川は15勝(9KO)4敗1分。岡畑は25戦9勝(1KO)11敗5分。

◇62.5kg契約8R
◯土屋 修平(角海老宝石)vs相馬 一哉(一力)×
【判定8R3-0(77-76,77-75,78-74)】

 今年2度目の「ダイナミックグローブ」登場となる土屋はスタートから強弱をつけた多彩な左を繰り出して早くも主導権を掌握。2回も土屋は左ジャブをコンスタントに突きながら、時折ボディへのコンビネーションに繋げる、安定感のある試合運びを見せる。3回も土屋は左の精度でラウンド全般をコントロール。今までにない肩の力が抜けたアウトボクシングを展開し、モデルチェンジの一端を披露していたが、ラウンド終盤に左フックを被弾。この辺りから俄かに暗雲が垂れ込め始めた。
 迎えた4回、打ち終わりに右をヒットして土屋のバランスを一瞬崩した相馬は手数で攻勢を印象付けると、5回も手数とプレッシャーで土屋を守勢に回らせせて勢いづく。さらに6回も土屋にワンツーを浴びせた相馬だったが、失速傾向にあった土屋も息を吹き返して、右ボディで相馬の動きを止めるなど、正念場で踏み止まってみせる。
 7回、左右フックでチャンスを演出した土屋は終了間際に右フックのカウンターで相馬をグラつかせる山場を作ると、最終回も攻撃力の差で土屋がポイントを確保。中盤戦は苦戦を強いられたものの、明白な判定勝利を収めた土屋は22戦18勝(15KO)4敗。相馬は17戦7勝(6KO)8敗2分となった。

◇S・バンタム級8R
×久永 志則(角海老宝石)vs藤原 陽介(ドリーム)◯
【判定8R3-0(78-74,79-74,80-73)】

 ジャブで互いの腹の内を探り合う立ち上がりとなった一戦、先に均衡を破ったのは藤原だった。ワンツーをきっかけに、コーナーへ下がった久永に攻勢をかけ、勢いをつけた藤原は続く2回も距離を詰めてインファイトを仕掛ける。対する久永も手数増やし、ショートのコンビネーションや右スイングを放つが、藤原の固いガードにクリーンヒットを許してもらえない。
 久永のボディが決まり出したのは3回。左ボディから上に返す左フックも見栄えが良く、ペースを取り戻しかけたが、ラスト30秒、藤原が右ボディーストレートを強打。終了間際にもワンツーをヒットさせ流れを変えさせない。
反撃に転じたい久永は4回もボディ攻撃を軸に攻め込み、更に右ストレートと回転の速い連打を決めたが、藤原も右フックを強打。一瞬動きが止まった久永をコーナーに詰めて連打を浴びせる。
 後半戦はショートレンジでの打ち合いとなったが、久永は防御技術に長ける藤原になかなかクリーンヒットを打ち込むことができず、逆に藤原は久永のコンパクトな連打のうち終わりに放つ左ショートフックが冴えた。7回にはボディ攻撃で久永を消耗させた藤原は最終回も打ち合いを制し、勝利を呼び込んだ。2013年7月の久保賢司戦(角海老宝石)以来の白星を掴んだ藤原は18戦15勝(4KO)3敗。久永は25戦16勝(9KO)7敗2分。

◇東日本新人王予選ウェルター級4R
◯永野 祐樹(帝拳)vs垂水 稔朗(協栄)×
【判定4R3-0(38-37×3)】

 初回、左ストレートと右リターンジャブをヒットする順調なスタートを切った永野は2回開始早々に左でクリーンヒットを奪うと、すかさずラッシュをまとめて、垂水をキャンバスに叩き落とした。再開後も再び左を好打して垂水を一瞬棒立ちにさせた永野だったが、その後は深追いを避け、ラウンド中盤以降はクリーンヒットこそ与えなかったものの、垂水に反撃を許してしまう。3回も序盤は永野が左の連打をヒットさせたが、右の強打から攻勢に転じた垂水も手数を増やして挽回を図った。最終回も垂水は手数で攻め込んだものの決定打を叩き込むことはできず、ジャッジは三者ともに永野を1ポイント差で支持した。9月24日の東日本新人王準決勝に駒を進めた永野は6戦4勝(3KO)2敗。プロ初黒星を喫した垂水は7戦3勝(2KO)1敗3分となった。

◇東日本新人王予選L・フライ級4R
◯細谷 大希(角海老宝石)vs木橋 拓也(上滝)×
【判定4R3-0(38-36×3)】

 試合開始直後はともに相手の出方を窺っている様子だったが、細谷の右フックを受けた木橋は半回転しながら左グローブをキャンバスにタッチさせ、先制のダウンを奪う幸先良い立ち上がり。再開後もロープ際で細谷は連打をまとめたが、決して無理に倒しは行かずにマイペースを貫いた。2回も細谷は左ジャブで牽制しながら、左フックのカウンターや右から左に繋ぐコンビネーションをヒットさせるなど完全に主導権を握っていたが、残り15秒付近で距離を詰めて行ったところに右フックのカウンターを強襲され、痛恨のダウンを喫してしまう。これで木橋は勢いづくかと思われたが、3回以降も木橋の手数は少なく、左ジャブを的確にヒットさせて堅実に戦い抜いた細谷が残り2ラウンズのポイントをゲットし、無難な判定勝ちを収めた。細谷は3戦全勝(1KO)、木橋は5戦2勝(1KO)3敗。


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