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  • 2018年3月2日
  • 4階級上の体重だったネリの暴挙に汚された元名王者山中慎介のラストマッチ

WBC世界バンタム級タイトルマッチが1日、両国国技館で行われ、同級1位の山中慎介(35、帝拳)が、計量失格で王座を剥奪された前王者のルイス・ネリ(23、メキシコ)に計4度のダウンを奪われ、2回1分3秒TKO負けした。WBCの世界タイトルは空位となった。体重差の影響で威力の増したネリのパンチは、まるで“体重ドーピング”。当日の体重は4階級上のライト級だった。問題視する声が、あちこちから出てきたが、ダイレクトリマッチに失敗した山中は「これが最後。終わりです」と現役引退を表明した。山中のプロ通算戦績は27勝(19KO)2敗2分。

 JBC(日本ボクシングコミッション)の秋山弘志理事長がコミッショナー宣言を読み上げ、前日計量でネリの体重超過により王座が剥奪されたことを伝えると、8500人で埋まった両国国技館に大ブーイングが鳴り響いた。長らくボクシングの会場をうろついているが、こんなブーイングは聞いたことがない。  

 リングアナによるネリのコールが行われると再びブーイング。会場は山中の気持ちを踏みにじりボクシングを冒涜する行為をしたネリへの怒りと、山中のリベンジを後押しするエールで満ちていた。

 山中は天井を見上げ客席をぐるっと見渡した。

 このシーンを目に焼き付けておこうとしているかのように。

 米で最も権威のあるボクシングメディア「リング」誌が認定したバンタム級のベルトが掲げられると、割れんばかりの歓声が巻きおこった。両国国技館はひとつだった。

 ゴングが鳴る。

 前へプレッシャーをかけて右のジャブから。神と呼ばれた左につなげるパンチだ。左ボディも散らす。ネリは、どちらかというと警戒心が強かった。山中の左に対するデイフェンスにだけ意識があった。

「もっと、がんがんくると思っていたが、山中の恐怖心が見えた。前回KOしたことが、山中によみがえったのだろう。だから、ためらいもなく容赦なくパンチを打ち続けた」

 そういうネリが1分半過ぎに攻撃に転じた。

 左右のボディからハリケーンのようなラッシュ。そして右のジャブが絶好のカウンターブローになって山中のあごをとらえた。膝をついた。レフェリーはスリップダウンと判断したが、山中は、この一撃で壊された。
 
 帝拳の浜田剛史代表は、このシーンを振り返って「出だしは良かった。この流れで、と思った矢先、普段なら、山中が効かないパンチ、ジャブのカウンター、あれが効いてしまった」と言った。
 
 明らかに、それはバンタム級のボクサーの威力ではなかった。少なくとも、198日前のネリのパンチ力とは違っていた。

 1.3キロの体重超過で失格となり、この日、正午に行われた当日計量は57.5キロ。前日に設けられた58.0キロのリミットは守ったが、計量失格後、食事を極力控えていただけのことで、その後、胃袋を満たし試合時には、60.1キロまで増量していた。軽量級の増量は、通常リミットのプラス4.5キロとされている。だが、ネリは53.5キロのリミットからプラス6.5キロ。ちなみに60.1キロは、バンタム、スーパーバンタム、フェザー、スーパーフェザーの上になるライト級(61.23キロ)の体重である。4階級も上だ。

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