2023-11-07
WBO・S・フライ級チャンピオンの“ネクスト・モンスター”中谷潤人(M.T)が次戦に向けて徐々にペースを上げている。とはいっても現在はS・フライ級にとどまるのか、バンタム級に進出するのか、難しい選択を迫られているところ。中谷に話を聞いてみると――。
中谷は弟の龍人マネジャー。ミット打ちは息が合っていた
中谷は9月18日のアマプラ興行でアルヒ・コルテス(メキシコ)を大差判定で下し、WBO・S・フライ級王座の初防衛に成功。10月にはトレーニングを再会し、現在は弟の龍人マネジャーとミット打ちを行うなど国内で調整。「あまり根詰めず、いつでも上げていけるように土台を作っている」ところだ。
気になる次戦だが、S・フライ級にとどまるのか、バンタム級に上げるのか、まだ最終決断は下していない。「大きな試合(統一戦)ができるならS・フライ級で、そうでなければバンタム級で」というのが中谷の考え。ただし希望するS・フライ級での統一戦の見通しは立っておらず、そうなると来年はバンタム級に転向する可能性が高そうだ。
そのあたりは中谷もよく考えており、「バンタム級に行けば大きい相手も出てくるし、より繊細な工夫が必要になってくると思う」と語る。今週から恒例のフィジカルトレーニングを再開する予定で、体づくりとともに今後を見据えたトレーニングを行っていく。