2024-02-11
WBC・S・ライト級王者で前ライト級4団体統一王者デビン・ヘイニーと人気選手ライアン・ガルシア(ともに米)がタイトルをかけて対戦することが濃厚となった。期日は4月20日。9日(日本時間10日)ESPNが伝え、一部メディアはすでに契約が締結したと報じている。
ヘイニー(31勝15KO無敗=25)は昨年、現役レジェンド、3階級制覇王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)との接戦を制してライト級4団体統一王座を防衛。全ベルトを返上し、レジス・プログレイス(米)に完封勝利を飾って2階級制覇に成功した。しばらくKO勝利から離れているが、現在、全階級を通じてもっとも負けにくいスタイルの持ち主と言われ、昨年はMVP候補の一人だった。
一方、昨年4月にジェルボンテ・デービス(米=WBAライト級王者)との対決を実現させたガルシア(24勝20KO1敗=25)は初の正規世界タイトル挑戦となる。プロモーターのゴールデンボーイ・プロモーションズはWBA・S・ライト級休養王者ローランド・ロメロ(米)やデービスに挑んだスラッガー、イサック・クルス(メキシコ)との試合を計画していたが、交渉はまとまらなかった。
両者はアマチュア時代に6度対戦している。ソーシャルメディア、インスタグラムのフォローアーはヘイニーが260万人に対し、人気選手ガルシアは1030万人に達している。実績からヘイニー優位は動かないところだが、アップセットを狙うガルシアのパフォーマンスに注目が集まる。