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多士済々「日本のバンタム級」魅力のカードを挙げる! ビート3月号より

  
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2024-02-19
きたる2月24日は日本のバンタム級の今後を占う意味でも注目である。期待通りに井上拓真がアンカハスを撃退し、中谷潤人がサンティアゴからタイトルを奪えば、世界4王座を日本人チャンピオンが占める可能性も出てくるだろうし、そうでなくとも現在このクラスは日本の実力者がひしめき合っている。那須川天心の参戦も決まり、一層熱を帯びるバンタム級に再び「黄金の時代」が訪れるかもしれない――! ここでは日本のバンタム級魅力カードを挙げてみた。《文:本間暁/ボクシング・ビート3月号より》


 井上が防衛、中谷が奪取するという前提で考えれば、“同時開催”の意味がじわりと浮き上がってくる。近い将来の統一戦が、現実味を増してくるというものだ。

 長身で懐も深い中谷に対し、井上がどういう戦略を取るか。そこがひとつの肝となる。日本古来の「入らねば話にならない」戦い方か、それとも「おびき寄せて……」戦うのか。後者をより得意とする井上が、はたして中谷の長く威力あふれる左ストレートにカウンターを狙えるか。前者なら、左右アッパーが得意の中谷の凶器を、井上はどう防ぐのか。


 中谷は左ストレートを自信満々に打ち込んでいくだろう。が、井上は“届きそうで届かない”位置取りの名手。これが機能すれば、中谷のリズムは乱れるはずだ。

 しかし、その左で中谷が圧を与えれば、井上が同じ“後退の歩”を取るにしても色合いはまったく変わってくる。フットワークの速さに優る井上も、“逃げ”の意識を持ってしまえば、中谷にいつしか追い込まれてしまうはずだ。
アンカハス=中谷、サンティアゴ=井上と想定して今度のW戦を観ると、より深味が増す。いずれにしても、井上がS・バンタム級で戦った経験は大きい。..

 ほか、堤聖也×比嘉大吾2や那須川天心×武居由樹などなど、編集部選・日本バンタム級魅力のカードを解説。記事全文は発売中のボクシング・ビート3月号に掲載しています。

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