2018-11-30
元IBF世界S・バンタム級チャンピオンの小國以載(角海老宝石)があす1日、後楽園ホールの「ダイナミックグローブ」で昨年9月以来のリングに立つ。試合はS・バンタム級8回戦で、小國はリミットの55.3キロ、対戦相手のアレガ・ユニアン(インドネシア)は54.4キロだった。
小國が試合をするのは17年9月、岩佐亮佑(セレス)にIBF王座を奪われて以来およそ1年2ヵ月ぶり。計量を終えた小國は「減量は楽勝。バンタム級にいこうと思うくらい」とこの日も舌は滑らかだった。
岩佐戦後、完全に持病となっていた右拳にメスを入れ、「まったく気にせずに打てるようになった」と拳の状態に問題はないようだが、「右が強く打てるようになって、バランスが崩れた」と新たな悩みも。スパーリングの出来もよくなかったそうで、一番いいときが100だとすれば、40程度の仕上がりだそうだ。
それでも「右がフックでも、アッパーでも、いろいろな角度で打てるようになったのは楽」というのも事実。あすは右の感触を確かめながら、再び世界の舞台に立てるよう、無名選手を相手にしっかりと勝利を収めるつもりだ。
言葉とは裏腹に表情の明るい小國(左)とユニアン
小國の試合はセミで行われるS・ライト級ランカー対決、今野裕介(角海老宝石)vsデスティノ・ジャパン(ピューマ渡久地)の前に行われる。なお、あすの試合の模様はCS放送の日テレG+で午後5時から生中継される。
提供:ボクシングニュースhttp://boxingnews.jp/news/62853/