2024-07-18
「Lemino BOXING フェニックスバトル119」の計量が17日、東京ドームシティの「blue-ing! DISCOVER」で行われた。メインの日本バンタム級タイトルマッチは、王者の富施郁哉(ワタナベ)がリミットの53.5キロ、挑戦者1位の増田陸(帝拳)が53.4キロであすの試合に進んだ。
富施(左)と増田。1回目の計量後
富施は1回目の計量で500グラム・オーバーで冷や汗をかいたが、2時間の猶予を与えられてリミットまで落とし、事なきを得た。
今はなきヨネクラジム出身の富施は今年4月、杉本太一(勝輝)との王座決定戦に勝利して念願の日本タイトルを獲得。初防衛戦で迎える増田は昨年5月のモンスター・トーナメントで対戦して7回TKO負けしている相手だ。
立教大出身の増田は昨年8月、プロ4戦目で日本タイトルに挑戦し、王者の堤聖也(角海老宝石)に敗れたものの、好試合を演じて(株)を上げた。今年2月には世界ランカーのジョナス・スルタン(フィリピン)に初回KO勝ち。WBA11位を筆頭に3団体で世界ランキング入りを果たしている。
計量後、取材に応じた増田は「(さらなるステップアップは)内容でアピールできたらいい。KOで勝ちます」と力強く返り討ちを宣言した。
メインの前にはアジア最強ライト級トーナメント準決勝8回戦が行われる。日本3位の齊藤陽二(角海老宝石)はウー・ハンユン(中国)と、日本5位の今永虎雅(大橋)はマービン・エスクエルド(フィリピン)と対戦する。
齊藤(右)とウー
今永(左)とエスクエルド
4試合連続KO勝ちの齊藤(7勝7KO3敗2分)は「早すぎず、遅すぎず、2、3ラウンドで倒します」と強打爆発を宣言。ターゲットにする今永との決勝に意欲を見せた。アマ10冠からデビューして5連勝(4KO)の今永は2020年の内山高志KODトーナメント優勝のエスクエルドに対し、「もちろんKOで勝ちます」とこちらも自信満々だった。
ほかに、日本ユース・バンタム級王座決定8回戦も組まれ、平井乃智(石田)と金城隼平(RE:BOOT)が対戦する。井上尚弥の幼なじみ、元Jリーガーの山口聖矢(大橋)は本多俊介(E&Jカシアス)と東日本新人王ライト級戦に出場する。イベントの模様はLeminoでライブ配信。