2018-12-03
小國(右)に反省の弁が多かったがしっかり再起した
6年間痛めていた右手首を1月に手術。右の不安を解消した小國は今まで通り左ジャブを軸に組み立てつつも、初回から躊躇なく右を打ち込んでいった。
ユニアンはガードを固めながら、小國の打ち終わりに右スイングを合わせ、小國を一瞬ヒヤリとさせたが、地力に勝る小國はボディを軸に着実にユニアンを崩していく。3回には右ストレート、右フックをボディに叩き込んで効かせた。
迎えた4回、ダメージのあるユニアンを左フックでキャンバス送りにした小國は、その後、左ボディ、顔面への左フックと計3度のダウンを奪って試合を終えた。
試合後、マイクを向けられた小國は「恥ずかしながら帰ってまいりました!」と1972年の流行語、横井正一さんのセリフでファンにまずは一発かました。
試合を振り返ると「判定でもいいとは思っていたけど、相手が右を振ってくるので、もらったらどうしようと思ってなかなかいけなかった」と反省の弁。ただし、右はまったく問題なしで「来年4月に強い選手とやる予定。来年くらいに(世界に)挑戦できたらと思っています」と力強くアピールした。小國は20勝8KO2敗1分。ユニアンは6勝1KO12敗。
◇ライト級6回戦
齊藤陽二(角海老宝石)[TKO1回2分58秒]伊藤為治(浜松堀内)
千葉・習志野高、駒沢大出身の齊藤は6月のB級デビュー戦で、平成国際大出身の宇津木秀(ワタナベ)に判定負け。この日はサウスポーの伊藤をゴングと同時に攻め立て、パワーの差を生かしてラウンド中盤に左フックでダウンを奪うと、最後は右ボディで伊藤を沈めた。齊藤は1勝1KO1敗。伊藤は5勝1KO5敗。
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