2024-12-04
2度にわたりWBC世界S・フライ級王座に就き、通算9度の防衛を果たした徳山昌守さん(50)が東大阪市に念願の「徳山ボクシングジム」を開設、2日にジム開きを行った。
徳山さんは2007年に現役王者のまま引退、09年から大阪・鶴橋で焼肉店を営んでいた。店を閉めた後は、ボクシング界に貢献したいとアマボクサーの指導を続けるなど、ジム開設の準備を進めてきた。場所の選定に時間をかけて近鉄布施駅の隣の河内永和駅近くのビル2階にジムを開いた。ジムは近鉄とおおさか東線のJR河内永和駅から徒歩3分と便利なところにある。
ジムには元世界王者の門出とあって100近くのお祝いの花が届けられた。新しいリングで練習生第一号の小学2年生、4年生の姉妹が練習。徳山さんがミット打ちを指導した。
「最初はフィットネスの利用者を指導、キッズボクシングの育成に力を入れていきたい。プロジムには来年中に加盟したい。ボクシングは東京に集中しているが、亀田興毅くんが関西でがんばっているので、僕もいっしょに関西をもりあげていきたい。打たせずに打つボクシングを指導していきます」と徳山パワー全開で関西のリングをにぎわせていく決意だ。
◇徳山ボクシングジム 東大阪市長栄寺2-12 ツナガルビル2F