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ライトフライ級王者の矢吹正道がフライ級王者アヤラに挑戦 3.29愛知・常滑で

  
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2025-02-03
亀田プロモーションは3日、都内で会見を開き、3月29、30日に愛知県国際展示場(愛知・常滑)で二日続きのイベント「3150×LUSHBOMU」を行うと発表した。29日(土)のメインはIBF世界フライ級タイトルマッチで、IBF世界ライトフライ級王者の矢吹正道(LUSH緑)が2階級制覇をかけて王者アンヘル・アヤラ(メキシコ)に挑む。

 昨年10月、世界王座に返り咲いた矢吹が1階級上げて即2階級制覇にチャレンジする。シベナティ・ノンティンガ(南ア)を倒しライトフライ級で見事タイトル奪還に成功したばかりだが、減量苦のため階級をアップしての挑戦は矢吹の希望の1つだった。亀田興毅プロモーターによると、矢吹はライトフライ級タイトルを保持したままアヤラのフライ級王座にアタックする。

 いきなりタイトルマッチが実現したことに感謝しつつ、矢吹は「チャンピオン同士で戦えることはモチベーションになります」と語り、「自分がフライ級チャンピオンになったら、フライ級はもっとおもしろくなると思います」。これは現在のフライ級世界戦線を意識した発言。ご存じの通り、3月13日には両国で寺地拳四朗(BMB)-ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)のWBC・WBA統一戦と、アンソニー・オラスクアガ(米)-京口紘人(ワタナベ)のWBO戦が挙行される。これにアヤラ-矢吹のIBF戦を加え、この3月は日本で4団体の世界フライ級戦が行われることになるのだ。

 「まずはアヤラに勝ちます。負けてライトフライ級王座を保持するつもりはないので」と必勝態勢の矢吹だった。この日の会見にはオンラインでアヤラも参加し、「インファイトも得意な選手同士、すばらしい試合になる」と意欲を語っていた。

 24歳のチャンピオン、アヤラは18戦全勝(8KO)の右ボクサーファイター。昨年8月、デーブ・アポリナリオ(比)との決定戦で6回KO勝ちしてタイトルを奪取した。身長168センチは矢吹より少し高い。細身の印象を与えるが、挑戦者決定戦(フェリックス・アルバラードに12回判定勝ち)を見てもスタミナ、頑丈さはなかなかの選手。矢吹戦は好カードだ。

 なお当日はABEMAが無料ライブ配信を行う。
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