2025-02-03
亀田プロモーションは3日、都内で会見を開き、3月29、30日に愛知県国際展示場(愛知・常滑)で二日続きのイベントを行うと発表した。30日(日)のメインはWBC世界ミニマム級タイトルマッチで、現王者のメルビン・ジェルサレム(比)に前王者の重岡優大(ワタナベ)が挑戦する。
重岡にとっては雪辱と奪還のかかった一戦となる。昨年3月の初戦で重岡はダウンを喫して2-1判定負けし、ジェルサレムにタイトルを譲った。「あの日の悔しさは一日たりとも忘れていません」と語り、1年ぶりに訪れるリベンジの機会に静かに燃えている。
会見にはジェルサレムもオンライン参加したが、ちょうど名古屋で合宿中だった。今回は2週間滞在し、スタミナ強化のトレーニングに励んでいるという。一方の重岡も、先日までフィリピンで単身トレーニングをしていた。「心身ともに得るものが多かった。フィリピンで学んだことを日本で練って、練って練習します」と重岡。「1年しか経っていないけど、前回とは異なると思う。楽しみにしてください」
「勝つために前回より努力します。いい試合をしましょう」とジェルサレムが呼びかけると、重岡も「正々堂々、いい試合をしましょう」とスポーツマンらしく応じた。
またこの日は両日のアンダーカードの発表会見も行われ、出場の岡本恭佑(日本フェザー級7位、HKスポーツ)、英豪(日本ライト級8位、LUSH緑)、佐野遥渉(日本S・フライ級4位、LUSH)、辻永遠(日本S・バンタム級4位、勝輝)が出席した。
それぞれの前座カードは以下の通り。これ以外の追加カードは後日発表される。試合の模様はABEMAで無料ライブ配信される。
■28日(土)
フェザー級8回戦 岡本恭佑(HKS)-マイケル・ダスマリナス(比)
S・フェザー級8回戦 ジェオ・サンティシマ(比)-英豪(LUSH)
バンタム級8回戦 佐野遥渉(LUSH)-ナッタポン・ジャンケーウ(タイ)
■29日(日)
バンタム級8回戦 辻永遠(勝輝)-梅津奨利(三谷大和S)