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今野裕介が中国で劇的TKO勝ち 山内涼太は敗れる

  
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2019-03-31
30日上海の普陀体育館で挙行された「日中対抗戦」は日本の1勝3敗1分。メインイベントのWBAアジアS・ライト級タイトルマッチは、今野裕介(角海老宝石)が王者バイシャンボ・ナスイウラ(中国)に11回逆転TKO勝ち。対抗戦で日本勢に唯一の勝利をもたらした。

 最後の最後に今野が決めた。バイシャンボとの一戦は激闘。初回見事な右ストレートでダウンを奪った今野だが、若いバイシャンボは回復し、荒々しく叩きつける左右パンチで挽回する。今野も左ジャブ、フックを差し込みながら、我慢比べの展開だった。

 中盤を失った今野は9回に相手を効かせてチャンスを作り、迎えた11回、左フックを腹から顔面へのダブルで打ち込むと、バイシャンボが横倒しに。カウントアウト寸前で立ち上がったバイシャンボだがダメージを抱えており、レフェリーが試合終了を宣した。10回までのスコアは3ジャッジが3点差でバイシャンボ優勢だった。

 殊勲の今野は「勝ったからよかったけど、もうスタミナも残っていなかった」とドラマチックな勝利を噛みしめた。10回終了後のインターバルでセコンドの指示を受け、左主体の攻めにチェンジした作戦が的中。「気持ちいいです」と喜んだ。

 今野は19戦目(15勝8KO4敗)で初のタイトルを獲得、「あまり意識していなかったけど、いざベルトを巻かれたらうぉっと思いました。いいもんですね」としみじみ語っていた。WBA15位のバイシャンボは15勝6KO3敗1分。

 セミで行われたWBAインターナショナル・フライ級王座決定戦は、ウラン・トロハズ(中国)が山内涼太(角海老宝石)に12回3-0の判定勝ち。山内はプロ5戦目でのタイトル奪取と世界ランク獲りに失敗した。スコアは115-112に117-109が2者。

 角海老期待の山内は3回にトロハズの右アッパー―を浴びてダウン。苦しい序盤となったが、6回に左ボディショットでトロハズを倒し返す。辛くも続行を許されたトロハズはかなり腹が効いており、山内にとっては千載一遇のチャンスだった。

 しかしこのチャンスをものにできず、トロハズも徐々に復活。山内は時折いいパンチを打ち込んだが、脚とクリンチも使うトロハズに決定的な追撃打を見舞うことはできなかった。WBO13位のトロハズは11勝5KO3敗1分。山内は初黒星。

 ほかに日中対抗戦に出場したS・フライ級の前川龍斗(K&W)は負傷判定負け。ライト級の五十嵐康次(UNITED)は2回TKO負け。ウェルター級の安井誉(森岡)は引き分けだった。

提供:ボクシングニュース
http://boxingnews.jp/news/65894/
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