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9.14米国進出の岡田博喜 第1戦が世界戦昇格も!?

  
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2018-08-13
米大手プロモーション会社のトップランクと契約し、9月14日(日本時間15日)にアメリカ進出第1戦が決まったS・ライト級の国内第一人者、岡田博喜(角海老宝石)が13日、東京・大塚のジムで記者会見を開いた。

 WBO3位、WBC9位など世界4団体で一桁ランク入りしている岡田は9月14日、米カリフォルニア州フレスノのセーブマート・アリーナでクリスチャン・ラファエル・コリア(亜)とS・ライト級10回戦を行う。

ところが会見では、このイベントのメイン、WBC世界同級タイトルマッチの王者ホセ・カルロス・ラミレス(米)vsアントニオ・オロズコ(米)で、過去に計量失格歴のあるオロズコが計量失格した場合、オロズコの代役として岡田が出場する可能性があることが明かされた。

 一方で世界戦が問題なく開催され、トップランクと契約するラミレスが防衛に成功した場合には「ラミレスに挑戦できると聞いている」と岡田。いずれにしても世界挑戦が目前に迫っているのは間違いないようだ。

 そもそもランキング上位につける岡田陣営は、今回の試合が決まる前から世界挑戦を模索していた。当初はWBO、IBF、WBAを天秤にかけ、IBFからは挑戦者決定戦の開催について了承を得たという。そこにラミレス挑戦のオファーが届き、さらにワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)に出場できるかもしれない、という話が割り込み、ラミレス挑戦をいったん断った。

 最終的にWBSS出場はなくなり、ラミレス防衛戦の前座で出場するという話がまとまったのはわずか2週間ほど前。鈴木真吾会長でさえが「まさかWBCになるとは思わなかった」と戸惑うような一連の動きだった。

 このような状況なだけに、岡田はラミレス戦を見すえながらコリアとの一戦に備えている。岡田は今年3月、ロサンゼルスで1ヵ月間の合宿を積み、スパーリングで手を合わせはしなかったが、ラミレスの練習ぶりは観察した。

 岡田は「ラミレスは30秒のインターバルで12ラウンドのスパーをして、終わったら普通に練習していた。スタミナとフィジカルは強いと思う」と分析。その上で「強いとは思ったけど、手の届かない相手じゃないという印象。自分のジャブは世界でも通用すると思う」と自信を見せた。

 海外に進出して「まずは(1試合)1000万円が最初の目標」と高額ファイトマネーのゲットを目論む岡田。結果を出していけば、1000万円どころではないマネーをゲットできるだろう。

 この日、岡田の晴れ舞台で司会を務めたのは、元IBF世界S・バンタム級王者で岡田の親友でもある小國以載(角海老宝石)。冒頭で「8月9日に私の第1子が誕生しましたことをご報告します。3120グラムです」と切り出して笑い誘った。

 17年大みそかに世界王座から陥落して引退を表明した小國。既にトレーニングを再開しているが、自身の現役続行については「それはまだ保留で。岡田の結果次第で」としばらくは岡田のマネジャーを務める模様だ。

提供:ボクシングニュース
http://boxingnews.jp/news/60156/
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