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井岡一翔陣営 ドーピング事件でJBC役員は退任を 日本プロボクシング協会に上申書

  
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2021-05-31
 WBO世界S・フライ級王者、井岡一翔が所属するAmbitionジムは28日付けで、日本プロボクシング協会に対し、同協会から日本ボクシングコミッション(JBC)に対して体制一新を求めるよう上申書を提出した。同ジムが31日発表した。

※写真:19日に記者会見を開いた井岡

 井岡は昨年大みそか、田中恒成(畑中)との世界タイトルマッチで対戦し、その際のドーピング検査で禁止薬物が検出されたと4月に報じられ、大きなバッシングを浴びることとなった。しかし、その後の第三者で構成する倫理委員会の調査により、JBCが行ったドーピング検査自体に大きな問題があり、井岡のドーピング違反はなかったと結論づけられた。

 これを受け、井岡陣営はこの問題が井岡だけではなく、井上尚弥(大橋)や村田諒太(帝拳)を含む多くの選手が被害者になる可能性があったと指摘。その上で「選手が疑いや憂いを持つことなく試合に臨むことが、現在のJBCの体制のもとではできません」と断言。JBC執行部の現役員の退任などを、協会からJBCに働きかけるように求めた。

 井岡陣営が協会からJBCに要望してほしいと上申した内容は以下の4つ。また上申書では、謝罪と名誉回復措置を講じるとしたJBCが「いまだに誠意ある謝罪もしていないし、名誉回復措置も講じていない」と非難した。

①JBC執行部の責任を認め、現役員が退任すること
②個人情報がマスコミにリークされた原因を追及し明らかにすること
③ドーピング規定を整備し、ドーピング検査を国際基準に準拠させること
④井岡・田中両選手に対して誠意ある謝罪をし、名誉回復措置を講じること

提供:ボクシングニュース
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