2021-08-10
プロボクシングのWBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(32=志成)が10日、オンラインで記者会見し、9月1日に東京・大田区総合体育館で同級2位フランシスコ・ロドリゲス・ジュニア(28=メキシコ)と対戦することを発表した。同王座の3度目の防衛戦となる。
ロドリゲスは身長1メートル63のオーソドックススタイルで、2014年3月にWBO世界ミニマム級王座を獲得。同年8月にはIBF世界同級王者・高山勝成を下して2団体統一王者となった。今年2月にはWBCラテンアメリカ・スーパーフライ級王座を獲得している。戦績は34勝(24KO)4敗1分け。
19年6月に日本人男子初の4階級制覇を達成した井岡は昨年12月、田中恒成(畑中)を8回TKOで下して2度目の防衛に成功。ところが、この試合のドーピング検査で井岡の検体から違法薬物に陽性反応を示したとする週刊誌報道があり、ドーピング騒動に巻き込まれた。
井岡サイドは一貫して禁止、違法薬物の摂取を否定。日本ボクシングコミッション(JBC)は検体保管などに不備があり、手続き上も不手際があったこと認め、公式サイトに「JBCからのお詫び」と題した文書を掲載。先月12日には永田有平理事長が井岡と同席して会見し、本人へ直接謝罪した。
提供:スポニチAnnex
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