2021-12-30
※計量をパスした井岡(左)と福永。31日は熱い戦いにすると声をそろえた
31日に行われるWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチの計量は、30日、試合場でもある大田区総合体育館で行われ、チャンピオンの井岡一翔(志成)が52.1キロ、6位の挑戦者、福永亮次(角海老宝石)が52.0キロでともに一発でパスし、戦いの準備はすべて整った。
計量後に行われた会見で、試合を目前にした心境を聞かれた井岡は「仕上がっています。いつもと同じ。あとは戦うだけです」と語った。IBF王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)との王座統一戦が流れ、「心境は複雑でしたけど、ここで立ち止まらなければならない。ぼくとしては(今回の試合も)挑戦です」と語気を強めた
一方、「これからリカバリーして、明日に備えます」と語った福永は、急なビッグチャンス到来にも気持ちは高まっている。初めて対面したという井岡には「これまではテレビで見ていただけなので、すごいな、と。気合が入りました」。井岡の圧倒的優位の予想は動かないが、35歳の代打挑戦者のたぎる思いで、どこまで迫ることができるのか。「人生をかけた試合です。ぼくの気持ち、熱いものを感じてほしい」。
10度目の大みそか登場になる井岡も、「今年最後、盛り上がる戦いにしたい」と、熱い戦いを約束した。
ボクシング・マガジン編集部
写真◎加茂佳子
提供:株式会社ベースボール・マガジン社
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