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井岡に敗れた福永亮次は脱帽、フルラウンド戦い抜くも「パンチが全部逃がされてる感じ」

  
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2022-01-01
大みそかのWBO・S・フライ級タイトルマッチで王者の井岡一翔(志成)に判定負けした挑戦者の福永亮次(角海老宝石)は試合後、「世界を肌で感じた。パンチが全部逃がされている感じがした」、「完璧なスキのないボクサーだった」と井岡の実力に脱帽。2ポイント差もいた採点だったが、本人の感触としてはやられた感が強かったようだ。
※試合を振り返る福永

 井岡にうまく試合をコントロールされながらも、福永が当てたパンチもあった。手応えのあるパンチを問われると「ボディのほうがあったかもしれない」とボディアッパーを上げたが、「パンチを当てても顔色一つ変えない。ガードも固いしずっと崩れない」と悔しそうな表情。井岡の攻撃についても「パンチが見えへんと言うけど、やっぱり見えなかった。モーションがないんで」と話した。

 劣勢を意識して10ラウンドから前に出たが、「手数は出したけどいなされてる感じ」と余り手応えはなかった様子。「挑戦者があの戦いじゃダメ」というセリフは、もっと攻めたかったけど攻めさせてもらえなかった、ということだろう。

今後と問われると、明言は避けたものの「35歳でこれ以上はないと思っている」とも。福永はこの1年あまりでアジア3冠王者、そして世界挑戦まで駆け上がった。まずは休息が必要だろう。

提供:ボクシングニュース
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