2020-12-14
SLUGFEST.16
アジア3冠スーパーフライ級王座統一12回戦(日本&OPBF&WBO-AP)
vs
日本同級王者:中川 健太(三迫)○
10R 2分24秒 TKO
試合:スーパーフライ級アジア頂上決戦。サウスポー同士の一戦は、前の手で距離の探り合いから始まった。両者ともロングレンジで左の大砲を打ち込み緊張感のある攻防。初回は中川の左オーバーハンドが何度かヒットした。2回、福永はジワリジワリと距離を詰めて左を狙うと、3回にノーモーションの左ストレートでグラつかせて連打で攻勢。ピンチを迎えた中川は右フックで食い下がった。4回、中川は左オーバーハンドをヒット。さらに攻めたところで福永の右フックが決まりダウンを奪った。再開後、ダメージが残る中川に襲い掛かった。4回終了時の公開採点は39-36×2、40-35×1で福永がリード。5回、流れを変えたい中川は距離を詰めて積極的に仕掛けるが、福永も真っ向から応戦。7回、中川は右を軸に試合を組み立てるが、左につなげられず明確なポイントを奪うことができない。8回、福永はワンツーで腰を沈めさせるとフィニッシュを狙い連打を繰り出す。中川はフラフラになりながら驚異の粘りを見せて追い詰める。しかし、ここを耐えた福永は左右をまとめてダメージを与えた。8回終了時の公開採点は77-74×3で福永のリードは変わらず。10回、中川はワンツーで必死にパンチを繰り出したが、福永の左ストレートを浴びて後退したところでレフェリーが試合を止めた。死闘を制した福永が3冠チャンピオンに輝いた。