2021-12-31
WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ
WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ12R
vs
WBO王者:井岡一翔(志成)×
判定3-0(115-113,116-112,118-110)
試合:今年で10回目の大みそかのリングに上がった井岡。挑戦者は「リトルパッキャオ」のニックネームを持つ強打者の福永。初回、サウスポー福永は、リードを出しながら左ストレートを伸ばすが、井岡は冷静に対応。プレスをかけながら右ストレートを合わせた。2回、井岡は左ボディを痛打し動きを止めにかかるが、福永も回転力を活かした連打で応戦。しかし、井岡の右ストレートが顔面を捉えはじめた。3回、福永は井岡のボディ攻撃に怯むことなくパンチを返すとワンツーで顔をのけぞらせて反撃。4回、井岡は左フックでバランスを崩させると、左フック、ワンツーを決めて攻勢。6回、左ストレートをねじ込みにいく福永だが、井岡は芯を外すとパンチの的確さで上回った。7回、井岡のコンビネーションが冴えてくる。被弾した福永だが、必死にワンツーを返し食い下がった。9回、福永は左ボディストレートを決めると積極的な攻撃を展開。井岡はこのラウンド休んだのか手数が少ない。10回も先に仕掛けたのは福永。井岡は距離を取りながらカウンターを狙った。11回、福永はロープに詰めて豊富な手数で攻める。しかし、井岡はブロックで決定打を外すと、右ストレートで顔を弾いた。最終12回、井岡は相手のパンチを見切り巧みな試合運びでポイントを重ねた。2~8ポイント差をつけた井岡が4度目の防衛に成功した。
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