「平成のKOキング」と呼ばれた角海老の名選手、元東洋太平洋ライト級王者・坂本博之のトレーナーを長年務め、カタコトの日本語を駆使しながら多くの選手のミットを持っている。
普段は冗談が好きな陽気なシャーだが、彼の人生の背景には日本では想像が付かないような途上国特有の現実がある。シャーによれば、生まれ育ったスラム地区にはたくさんのボクシングジムがあった。 スラムで生き抜くために拳の強さが求められるのと同時に、ボクシングが厳しい生活の中で唯一の娯楽として根付いているからだという。
引退後はパキスタンに帰国して悠々と暮らしていたが、ひょんなことから角海老ボクシングジムと出会い、トレーナーとして来日することになる。